LIFE STYLE | 2025/12/09

AI英語学習アプリ 「abceed」 がギャガ作品の配信を開始 ―『グリーンブック』など名作10作品が順次登場

映画を観ながら学べる人気機能が拡充、AI解説など新機能も強化

FINDERS編集部

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アカデミー賞受賞作『グリーンブック』が先行配信。映画を軸に学ぶ英語学習体験がさらに進化

AI英語学習アプリ 「abceed」 を提供する株式会社Globeeが、2025年12月1日(月)よりギャガ株式会社が配給する映画作品の配信を開始した。映画やドラマを教材として使い、日英同時字幕やワンタップでの巻き戻しなどを用いながら英語を学ぶ同サービスにとって、配信ラインナップの拡充は大きなアップデートとなる。

最初に登場する作品はアカデミー賞(R)作品賞などを受賞した『グリーンブック』。続いて『コーダ あいのうた』『スキャンダル』『ジュディ 虹の彼方に』などの作品が2026年1月1日以降に順次配信される予定である。

『グリーンブック』は、人種や立場の異なるふたりの旅を軸に、偏見や葛藤を越えた友情が描かれる物語である。教育を受けたピアニストであるシャーリーの知的な言葉遣いと、下町で育ったトニーのくだけた英語表現が対照的に示されることで、物語の理解とともに異なる英語のニュアンスを学べる点が特徴である。発音が明瞭なセリフも多く、英語学習素材として親和性が高い作品でもある。

今回の配信開始に合わせ、学習機能の大幅なリニューアルも行われた。わからないセリフをAIが即時に解説する「AI解説」や、単語クイズ・ディクテーション・音読などを組み合わせた「フレーズ学習」が追加され、作品内で触れた表現を実際に使える力へとつなげやすくなった。映画の視聴に留まらず、語彙の理解からアウトプットまでを一連の流れで行える点は、従来の学習サービスにはなかった特徴である。

abceedは、ユーザーのレベルや目的に応じてAIが最適な課題を提示する学習設計を強みに発展してきた。2023年には映画作品を活用した学習機能を開始し、アニメ作品への対応やAI英会話レッスンなど、エンターテインメントと学習を掛け合わせた体験を広げている。2025年には登録ユーザー数が550万人を突破し、英語学習サービスとして存在感を高めている。

ギャガ作品の配信追加により、作品選択の幅はさらに広がる。映画を入口とした英語学習を志向するユーザーにとって、より継続しやすい環境が整いつつある。


配信開始作品(予定)
『グリーンブック』(2025年12月1日配信開始)『コーダ あいのうた』『スキャンダル』『ジュディ 虹の彼方に』(2026年1月1日)『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』『LION/ライオン~25年目のただいま~』(2026年2月2日) 『黄金のアデーレ 名画の帰還』『シング・ストリート 未来へのうた』(2026年3月1日) 『オンリー・ザ・ブレイブ』『ビリーブ 未来への大逆転』(2026年4月1日)

abceed 公式サイト
https://www.abceed.com/