伝統と革新が交差する｢SANTASSE at KIFUNE｣
ファッションと伝統工芸を融合させたギャラリーショップ ｢SANTASSE (サンタセッ)｣ が、｢Trading Post｣ をコンセプトに掲げ、京都・貴船神社にてポップアップイベント ｢SANTASSE at KIFUNE｣ を5月30日より3日間にわたり開催する。本イベントには、京丹後発のアートプロジェクト ｢RETANGO(リタンゴ)｣ の参加も決定している。
｢SANTASSE at KIFUNE｣ は、伝統と芸術、衣食住を横断する体験型イベント。今年も京都・貴船神社の川床を舞台に、精神性と美しさを体現する多彩な展示や企画が展開される予定だ。イベントの模様は、京都を拠点に活動する貴船神社のフォトグラファー・若林満によって撮影・記録され、時代を超えて伝わる記憶としてアーカイブされる予定だ。
また今回は、京丹後の歴史や物語を通じて伝統のあるコトやモノを未来に伝承するアートプロジェクト ｢RETANGO｣ の参加のほか、1947年創業の丹後のテクスタイル会社 ｢SUMINOE株式会社｣ による匠の技を活かした ｢丹後緞通 (たんごだんつう)｣ の高級絨毯も展示される予定だ。
SANTASSEは、ファッションデザイナーでありアーツ＆フォーククラフトディレクターでもある大貫達正が、日本の伝統工芸や文化を未来へと伝承することを目指し、2020年に茨城県つくば市にオープンしたギャラリーショップ。オーダー制のファッションアイテムやインテリア、旅先で出会ったヴィンテージ品やアート、伝統工芸品を紹介している。コンセプトは、19世紀後半のアメリカ南西部でネイティブアメリカンとヨーロッパ系移民が物々交換を行った交易所 ｢Trading Post｣ に着想を得ている。世界各地を旅して集めたアイテムやオリジナルプロダクトなど、｢アートとプロダクトの間にあるモノ｣ をテーマに独自の審美眼で紹介している。
さらにイベントには、the design labo主催の建築家・プロダクトデザイナー板坂愉や建築家の高山まさき、伝統技術ディレクターで ｢AMUAMI｣ 主催の立川裕大など、多彩なクリエイターが参加する。さらに、アメリカ最高峰のシューズブランドALDENの正規販売代理店 ｢THE LAKOTA HOUSE｣ や、70年以上の歴史を持つ老舗ラグブランド ｢RÈI｣ なども出展予定だ。
｢SANTASSE at KIFUNE｣ は、伝統と現代が交差し、衣食住を通じて日本の美意識や手仕事の価値を体感できる貴重な機会だ。新たな出会いや発見を求めて、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
SANTASSE at KIFUNE
日時：2025年5月30日、31日、6月1日 (3日間)
時間：5月30日、31日 11:00～18:00
6月1日 貴船神社14:00～17:00 (貴船神社のみ 貴船祭のため神輿出発後オープン) 兵衛 11:00～17:00
会場：貴船神社 境内「龍船閣」 京都市左京区鞍馬貴船町180番地
奥貴船 兵衛 京都市左京区鞍馬貴船町101番地