「最高の1脚」 を追い続けた軌跡を空間とプロセスで体感する大回顧展
デンマークモダンデザインの巨匠 ハンス・ウェグナー の創作の全貌に迫る 「織田コレクション ハンス・ウェグナー展 至高のクラフツマンシップ」 が、渋谷のヒカリエホールで開催されている。会期は1月18日(日)までと迫り、閉幕を前に注目度が高まっている。
本展は、ウェグナー作品を生涯にわたり蒐集してきた織田憲嗣のコレクションを中心に構成され、椅子約160脚をはじめとする家具約20点を一堂に紹介する。本国デンマークでも類を見ない質と規模を誇り、世界の愛好家から評価を集める理由が、会場に足を踏み入れた瞬間から明確になる。
会場構成を手がけたのは建築家の田根剛。完成品のみならず、図面や椅子のパーツ展示を織り交ぜることで、ウェグナーが 「最高の1脚」 を追い求め続けた製作プロセスそのものを可視化する。ヒカリエホールの大空間を生かした構成は、名作が生まれる必然性とクラフツマンシップの厚みを、体感的に伝えてくる。
展示の多くは写真撮影が可能で、名作椅子に実際に座れる体験コーナーも用意されている。さらにオリジナルグッズやウェグナー家具、デンマークコーヒーを取りそろえたショップエリアも充実し、北欧文化に触れる時間が立体的に広がる点も本展の魅力である。
会期後半に合わせ、織田憲嗣氏の来場とサイン会の開催も決定した。本展の学術協力者として、コレクション形成の背景や思考に触れられる貴重な機会となる。
詳細やチケットについては展覧会の 公式ホームページ をチェックしてほしい。
椅子研究家・家具コレクター/東海大学名誉教授
大阪芸術大学卒業後、デザイナーとして活動し1970年代より国内外の名作椅子を収集・研究を開始。特にデンマークを中心とした北欧家具に深い造詣を持ち、50年以上にわたる収集は世界的にも希少性が高く 「織田コレクション」 として知られる。1994年から北海道東川町に拠点を移し、教育・研究に携わりつつ、展覧会や著作を通じてデザイン文化の普及に貢献。デンマーク家具賞受賞、第1回ハンス・J・ウェグナー賞受賞など国際的評価も高い。椅子を通じて人間の暮らしとデザインの本質を伝え続ける存在である。
Oda Collection|織田コレクション
https://odacollection.jp/
織田コレクション ハンス・ウェグナー展 至高のクラフツマンシップ
会場:ヒカリエホール (渋谷ヒカリエ9F)
会期:2025年12月2日(火)~2026年1月18日(日)
開館時間:10:00~19:00 (最終入場は18:30まで)
主催:Bunkamura
特別協力:北海道東川町、織田コレクション協力会、旭川家具工業協同組合
学術協力:織田憲嗣 (東海大学名誉教授)
会場構成:田根剛 (ATTA)
協力:Hans J. Wegner design studio ApS、PP Mobler、Carl Hansen & Son、カトーレック美術輸送支店
後援:デンマーク王国大使館、J-WAVE
お問合わせ:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
展覧会公式ホームページ
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/25_wegner/