BUSINESS | 2025/06/05

捨てられるレンコンに新たな命を
農家発!未来を変える食と健康のサステナ革命

合同会社HAS-LAB『レンコンパウダー 「HASKO」 を使用したフレンチ試食会』

文・写真:カトウワタル (FINDERS編集部)

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2025年5月21日、合同会社HAS-LAB (ハスラボ) が主催した『レンコンパウダー 「HASKO」 を使用したフレンチ試食会』が銀座シックス 13階 THE GRAND GINZAで開催された。HAS-LABは、茨城県土浦市でレンコン農家を営みながら、規格外のために廃棄されていたレンコンを原料に、特殊な低温乾燥技術によって粉末化した無添加のグルテンフリーの新素材 レンコンパウダー 「HASKO (ハスコ)」 を開発しているベンチャー企業だ。

今回の試食会では、THE GRAND GINZAの安中貴則シェフが考案したHASKOを使用したフレンチメニューがビュッフェ形式で提供されたほか、HAS-LAB代表の濱田雄太氏によるHASKOの特長や取り組みについてのプレゼンテーションが行われた。

また会場には、HAS-LABと腸活サプリメント 「蓮根美人」 を共同で開発し、「ホンマでっか!?TV」 などでもおなじみの山口式・美ボディトレーニングメソッド 「YBS」 の代表を務める村石翔太氏も招かれ、「蓮根美人」 について紹介するとともに、健康やからだ作りの視点からHASKOの魅力について語った。

もったいないを価値に変える!レンコン農家の挑戦

冒頭でプレゼンテーションを行ったHAS-LAB代表の濱田雄太氏は、「レンコン農家の仕事は実は過酷です。機械に頼ることができずほぼ全て手作業、夏は胸まである長靴でサウナ状態の田んぼに入り、冬は極寒の中で作業します。そんな環境ですが、私たちはレンコンを作るだけじゃなく、農家自ら農業の未来を変える挑戦をしています。」 と切り出した。

HAS-LABのスタッフは、早朝からレンコンを収穫、昼過ぎまで出荷作業を行い、午後からはHAS-LABとして営業に商品開発の打ち合わせ、事務作業など多忙な業務をこなしている。そんな彼らが目指しているのが、規格外として廃棄されてしまうレンコン廃棄量の削減だ。HAS-LABのある土浦市は、市でありながら2位の佐賀県、3位の徳島県をはるかに凌ぐレンコン生産量日本一を誇る。しかしながら、同時に規格外として廃棄されてしまうレンコンの量も日本一だ。また、どんなにおいしいレンコンを作っても、市場では茨城県産のレンコンとして一律に扱われてしまい、卸値はここ10年で3割ほど下落しているという。

「味や栄養価が変わらないにもかかわらず、規格外として廃棄されてしまいます。食べられるものを当たり前のように廃棄しているのは今の時代にあっていません。このままでは生産者はどんどん減っていきます。そこで私たちは廃棄されるレンコンを資源に変える取り組みを始めました。」
と語るように濱田氏たちは危機感を募らせHASKOの開発に取り組んだ。今では茨城県内で年間約400トンとされている廃棄レンコンの10%、約40トンを製品化できるようになったといい、農家が新しい収入減を得ることができるようになった。

HAS-LABの開発したHASKOは、特殊な低温乾燥技術で粉末化した無添加のレンコンパウダーで、レンコン由来のポリフェノールを豊富に含み、抗酸化作用が強く、体の内側から健康をサポートしてくれる。さらに、食物繊維やカリウムも豊富なため、腸内環境の改善やむくみ予防にも役立つという。また小麦粉の代替としても使用でき、栄養価の面でもポリフェノールが約1260mgと、赤ワイン約6杯分、日本茶約11杯分と豊富に含まれており、カリウムや食物繊維が豊富なため、食べる美容素材としても注目を集めている。

さらに 「ソーシャルプロダクツアワード2024」 において食品ロス削減と持続可能な農業の取り組みが評価され、「ソーシャルプロダクツ賞」 を受賞するなど、フードロスの削減と持続可能な農業の両方に貢献、NHKの 「おはよう日本」 をはじめ各種メディアでも紹介されるようになった。

濱田氏は、「最初は何から手をつけていいかもわからず、地域の理解を得るのも大変でした。ですが、徐々に仲間が増え、応援してくれる方たちにも恵まれ、今日この場に立つことができました。そしてこれからもこの挑戦を続け、農業と健康、美容、さらには環境、地域貢献を掛け合わせた新しい産業を茨城県で作り出すことを目指していきます。」 と力強くプレゼンテーションを締めくくった。

合同会社HAS-LAB 代表の濱田雄太氏

腸内環境から美と健康をサポートHAS-LAB×YBSの共同開発による腸活サプリメント 「蓮根美人」

続いて、HAS-LABと腸活サプリメント 「蓮根美人」 を共同開発した山口式・美ボディトレーニングメソッド 「YBS」 の代表を務める村石翔太氏が登場し、商品開発にあたってのエピソードを語った。村石氏は自身の減量時にHASKOを食事に取り入れたところ、むくみが取れ便通が良くなるなど腸内環境が整い、トレーニングのパフォーマンスも上がっていると感じたことから、サプリメントの開発を思いつき今年3月に販売を開始した。発売後、YBSのパーソナルトレーニングに通う方のほぼ半数近くが購入、「肌質が良くなった。」、「便秘で悩んでいたが、便通が良くなった。」 と喜びの声があがっているという。また村石氏によると、YBSでサポートしている “からだの外側” からのケアに加え、サプリメントを摂取することによる “からだの内側(腸内環境)” からのケアを組み合わせることで、より大きな効果が期待できるとしている。

またHAS-LABでは、フードロスの削減と持続可能な農業への貢献や、SDGsの観点から共感できる企業や大学の共同機関、レストランなどとの共同開発も積極的に行っており、YBSの村石氏もこうしたストーリーに共感し魅力を感じたことが開発の決め手になったことや、今後もHASKOを広め社会や生活に新しい価値を生むサポートをしていきたいと決意を語った。

山口式・美ボディトレーニングメソッド 「YBS」 とHA-LABが共同開発した 「蓮根美人」。抗酸化作用の高いポリフェノールやビタミンC、カルシウム、マグネシウム、ムチンなどのミネラル成分を豊富に含んでいるため、シミや細胞の老化や肌のハリ・潤い、乾燥肌などの美容効果が期待できるほか、食物繊維とアミノ酸、鉄分、ビタミンCなどによる腸内環境を整える健康効果も期待できるという。定価9,900円(税込)
試食会では、THE GRAND GINZAのシェフ安中貴則氏考案のフレンチをベースとしたメニュー冷製5種、温製5種、デザート5種がビュッフェ形式で提供された。すべてのメニューにはHASKOもしくはレンコンが使用されており、そのうち5品はグルテンフリーのメニューだった。

今回の試食会を通じて、廃棄されるはずだったレンコンが 「HASKO」 として新たな価値を持ち、食と健康、そして持続可能な社会づくりに貢献できることが改めて示された。「もったいない」を「新しい価値」へと変え、未来の食と健康のあり方を切り拓くHAS-LABの取り組みに、今後も期待したい。


合同会社HAS-LAB(ハスラボ)
https://has-lab.jp/

HAS-LAB Instagram
https://www.instagram.com/haslab.jp/

山口ビューティースタジオ【YBS】Instagram
https://www.instagram.com/yamaguchi_beauty_studio/

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