BUSINESS | 2024/05/27

映像制作の現場も“AI技術”がトレンドになりつつある?!
映像業界の最新情報を紹介する
「AFTER BEAT 2024」開催レポート

PRONEWS主催・2024年5月16日(木)・17日(金)、スペース中目黒で開催

FINDERS編集部

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映像に関する最新の情報が集まる熱い熱い場所

映像に関わるすべてのプロフェッショナルに向けたデジタル映像制作のための専門情報WebメディアPRONEWSは、2024年5月16日(木)と17日(金)の2日間、スペース中目黒において、AFTER BEAT 2024を開催した。

会場にはステージが設けられ、2024年4月に米ラスベガスで開催されたNAB Show 2024で発表された新製品や新サービスの紹介や、国内メーカー等の最新製品・サービスの紹介、さらにはソフトウェアの使い方に関するセミナーや映像ワークフローのIP化をテーマとした講演など、映像業界に携わる来場者の興味・関心に触れる多種多少な7セッションが2日間に渡り行われた。

ステージでのセッションの様子
PRONEWS編集長の猪川トムも登壇

また、場内には映像関連機器メーカーや販売代理店など8社に加え、PRONEWSが展示ブースを出展、数多くの来場者が積極的に情報を収集し、前向きに導入を検討する姿が見受けられた。

出展ブースの様子

次世代を担うクリエイターへの情報提供が重要

尚、来場者は映像事業者、フリーランス、学生など、2日間を通じ約240名、約76%が男性占めるなど映像業界において女性の活躍を促すことが課題であることが改めて浮き彫りとなった。年齢層は40代がもっとも多く、次いで30代50代と続き、20代以下の来場者は全体の15%であった。

しかしながら、来場者アンケートによると若い世代ほどYouTubeなどの動画配信プラットフォームをベースに、比較的手ごろな機材で映像制作にチャレンジする人が多く、こうした次世代を担うクリエイターへより上質な情報を提供し、さらに上のランクへと活躍の場を広げていただくことが、映像ビジネスの将来にとって重要ではないだろうか。

さらに「興味のある製品・サービス」についての回答では、「カメラ/カムコーダー系」「配信機器」「ビデオスイッチャー」といった動画配信に関連する機器と、「AI技術」が関心を集めた。

ただ、AI技術ついてはまだまだそのメリットが浸透しておらず、例えば 「AI追尾のカメラを導入し、これまでの2カメ体制の予算とほぼ同等のコストで3カメ体制が構築でき収益アップが期待できる」ことや、「AIによるクリップ検索を活用することで、編集の時間短縮ができ、浮いた時間を別の作業や別案件に回せる」 といった、利用者の立場に立った具体的なソリューションの提案がもっと必要かもしれない。

主催したPRONEWSによると、「今回開催した“AFTER BEAT”を、NAB Showの紹介にとどまらず、最新の映像機器やサービスなどの情報発信を加速させ、メーカー様、日本代理店様とともに映像業界全体を盛り上げる取り組みとしていきたい」としている。


開催概要

AFTER BEAT 2024

開催日時
[Day1] 2024年5月16日(木)、13:00~18:00
[Day1] 2024年5月17日(金)、11:00~18:00


会場
スペース中目黒(東京都目黒区上目黒2-9-35中目黒GS第2ビル2F)

主催
株式会社PRONEWS

企画・運営
AFTER BEAT 2024 運営事務局