ウガンダで取り残される人々の命を守り、安心を届ける
NPO法人コンフロントワールドは、ウガンダで取り残される人々の命を守り、安心を届けるためのクラウドファンディングを開始した。
NPO法人コンフロントワールドとは、副業・兼業の社会人や学生などのメンバーで構成され、それぞれの隙間時間を使って、世界の問題に挑戦する情熱あふれるボランティア集団だ。ビジョンである 「不条理の無い世界の実現」 を目指し日々活動している。
これまでに小学校へ12,000L貯水タンク7棟と浄水フィルター17個、家庭用トイレ42棟を建設し、20リットル×545個の液体石鹸、3,500個の固形石鹸を生産。また、子供たちへの手洗い指導を行い、延べ2万人以上に支援を届けてきたという。
またこの度クラウドファンディングを開始したウガンダの小さな村では、人々の自立を後押しするため、まずは最低限の生活に必要となる、水やトイレを届けることに焦点を当て、現地ウガンダ人のNGOである ”JEDOVC” と協働し、これまで約6年間活動してきた。
この村にはNPO法人コンフロントワールド以外の企業や他団体等による支援はなく、日本ではありふれたきれいな水や衛生的なトイレが足りていない。
現地 JEDOVC の職員も
「農村部では家に水道やトイレが無い家庭も多いです。トイレがあったとしても、足場がないトイレや、プライバシーが確保されていないトイレ、排泄物と接触しないよう設計されていない、安全性が担保出来ていないトイレなど最低限の基礎的なトイレではないことが多いです。」
と現状を説明し、現地の住民からも以下のような声が出ている。
「この家では、屋外で用を足したり、写真のように地面に穴を掘り、その上にただ木の板を乗せてトイレ替わりにしていたりします。」
「人に見られないようにするため長い間待ってから用を足したり、夜は真っ暗な中で、雨天時は雨の中で、屋外排泄をしています。」
こうした状況下では、屋外のさまざまなところに排せつ物があったり、穴も蓋もなく適切な処理ができないので、周囲にハエが飛び交ったりと衛生状態は最悪だ。すると免疫の弱い子どもたちは下痢をはじめコレラ菌といった感染症にも罹い、最悪の場合は亡くなってしまうケースもあったり、さらに仕切りもないため、プライバシーが守られず、排泄をしている際に女性や女の子がレイプ被害にあってしまうこともあるという。
新たに8棟の家庭用トイレを建設するためにクラウドファンディングを実施
この度NPO法人コンフロントワールドが募集を開始したクラウドファンディングでは、安全、快適な暮らしを営むために必要なトイレがまだまだ足りていないウガンダの小さな村に、今年の7月と8月に、新たに家庭用トイレ(合計8棟)を建てるという計画だ。8棟のトイレの建設により、約80名の人が安心して利用できるようになるという。
NPO法人コンフロントワールドでは、
子どもたちをトイレが原因となる怪我や病気から守ることで、元気に遊んだり勉強したりできます。また、女の子は安心してプライバシーが保たれ、襲われる心配もありません。
大人はこれまで薬や治療に使っていたお金を節約し、美味しいものを食べたり、子どもの教育に回すことができます。
多くの家庭にトイレを届け、衛生環境や生活の質を向上させるために、皆さんのご協力が必要です。どうか温かいご支援をお願いします!
と支援を呼びかけている。
クラウドファンディングのページはこちら
https://syncable.biz/campaign/6166
NPO法人コンフロントワールドとは
「不条理の無い世界の実現=生活と権利が保障され、誰もが自分で未来を決められる社会の実現」 を目的に、日本・アフリカ等で活動する国際協力NPO。
「紛争・貧困などによって困難な状況にある人々の自律を後押しする」 「情報と選択肢を届け、人々の社会貢献を後押しする」 の2つをミッションに、学生・社会人スタッフが力を合わせ、ウガンダ共和国での水衛生支援 (貯水タンク建設・トイレ建設・石鹸生産)、タンザニア連合共和国での教育支援 (小学校の建設・保育施設の経営支援)、ペルー共和国の刑務所発ファッションブランドの日本販売などを行っている。
NPO法人コンフロントワールド 公式サイト
https://confrontworld.org/
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