近年、競技人口が急増しているフィンランド発祥のスポーツ「モルック」
モルックはフィンランド・カレリア地方の伝統的なkyykka(キイッカ)というゲームをもとに、1996年に開発されたスポーツだ。木製の棒(モルック)を投げ、3~4メートル先に置いた1~12の数字が書かれた12本の木製のピン (スキットル) を倒し点数を競う。「さらば青春の光」の森田哲矢が、2019年にフランスで行われた世界大会に出場したことなどから、TVやSNSで取り上げられたり、イベントや体験会がおこなわれたりするなど、目に見える機会も増えているという。また、一般社団法人日本モルック協会 (JMA: Japan Molkky Association)が2023年12月に行った調査によると、モルックの競技人口は約165万人と推定されている。
モルック世界大会がアジア、日本で初開催
モルック世界大会は、国際モルック連盟(IMO: International Molkky Organisation)が主催する、同連盟加盟国で開催される世界最大規模の大会だ。2004年よりスタートし、本大会で19回目を迎える。過去の大会はフィンランド、フランス、チェコの3カ国でしか開催されておらず、2024年8月に行われる「2024モルック世界大会 in 函館」は、アジア初、日本初開催の世界大会となる。
現在、3月20日まで日本国内エントリー「一般枠エントリー」を受け付けている。世界大会出場のための予選などはなく、日本国籍さえあれば誰でもエントリーすることが可能だ。
盛り上がりをみせる「モルック」だが、まだまだ聞いたことがないという人も多いと思う。 日本モルック協会のホームページによると、母国フィンランドではサウナとビールを楽しみながらプレイできる気軽なスポーツだという。ルールも簡単で老若男女問わず楽しめるのも魅力だ。興味のある方は、体験イベントへの参加や大会へエントリーしてみてはどうだろうか?
2024モルック世界大会 in 函館・大会概要
日程
2024年8月23日(金)~25日(日)
※大会1日目:2024年8月23日(金)…開会式・国別対抗戦
※大会2日目:2024年8月24日(土)…世界大会本戦(予選)
※大会3日目:2024年8月25日(日)…世界大会本戦(決勝トーナメント)
※22日(木)は練習日
場所
1. 昭和公園 多目的広場(〒041-0823 北海道函館市昭和町)
2. 函館工業高等専門学校(〒042-0953 北海道函館市戸倉町14-1)
参加人数・チーム(予定)
4~6人/チーム
最大576チームを予定(約2,800人参加)
参加費
16,500円/チーム
主催:国際モルック連盟(IMO: International Molkky Organisation)
主管:一般社団法人日本モルック協会(JMA: Japan Molkky Association)
後援:北海道 函館市 函館市教育委員会 函館工業高等専門学校 北海道フィンランド協会
名義後援:フィンランド大使館
特別協力:フィンランド政府観光局
ホームページ:https://www.mm2024-hakodate.jp/jp/
一般社団法人日本モルック協会 https://molkky.jp/