CULTURE | 2024/04/03

渋谷駅ナカでの広告ジャックやアートプロジェクト「YOU FEEL」エキシビジョンなどが同時開催!!

渋谷駅前エリア一帯8点のアート作品公開や4名の作家によるグループエキシビジョンが4月1日-7日に開催

FINDERS編集部

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「アートプロジェクトデザイン&クリエイティブスタジオ」株式会社Embedded Blueが企画する都市型アートプロジェクト「YOU FEEL」がスタート、渋谷駅前や駅中広告ジャックや、渋谷elephant STUDIOでのエキシビジョンなどが同時開催されている。

社会とアートの関わりをコンセプトを持つ本プロジェクトには、KAZUSA MATUSYAMA、三澤亮介、新埜康平、尾潟糧天の4名の作家が参加。公開作品原画に新作発表を含むグループエキシビジョンとして開催、会場は渋谷elephant STUDIOのほか渋谷駅構内の広告ジャック、通路壁面など広範囲に及ぶ。都市空間内で複合展開するアートとその空間のあり方について考える機会になることを目指しているという。

8点のアート作品が渋谷駅ハチ公口からマークシティ方面に向かう一帯に登場

本プロジェクトは3月25日より渋谷駅前エリアでの作品公開よりスタート。渋谷の街を背景に「時代やカルチャー」「デジタルとアナログ」といった領域を自在に横断し、アップデートしていく4名のアーティストが作品を提供した。

KAZUSA MATSUYAMA、三澤亮介、新埜康平、尾潟糧天の作品が登場
新埜康平「Going back to zero」
8点のアート作品は渋谷駅ハチ公口からマークシティ方面に向かう一帯に展開中

渋谷駅構内に全長30mにおよぶ壁面での作品展示とプロジェクト告知を実施

アートプロジェクトとして前例のない駅構内でのビジュアル展開。往来する人が作品やアーティスト、プロジェクトを知るきっかけとなることを狙っている。

プロジェクトビジュアル・アーティストと公開作品が登場。(左)【Anonymous Portrait -Daydream- (Boy) #17 KAZUSA MATSUYAMA】(右)【destination 三澤亮介】
渋谷駅B2F東京メトロ副都心線・東急東横線改札と東急田園都市線改札をつなぐ通路壁面
週に60万人近い人が行き交うこの場所に4点のアート作品とエキシビジョン告知を展開 【Dimension 0-6-6 尾潟糧天】

エキシビジョン「YOU FEEL」~4月1日~7日、プロジェクト作家4名によるグループ展を開催

渋谷elephant STUDIOにて4月1日~7日に行われるエキシビジョン「YOU FEEL」では、渋谷駅にて公開される作品原画の展示販売に加え、新作も展示。尾潟糧天による公開制作や新埜康平によるアーティストトークなどのイベントも開催される。

スケジュール・会期情報
会期:4月1日(月)~4月7日(日) 12:00-22:00
会場:elephant STUDIO (東京都渋谷区渋谷2-7-4)
お問い合わせ:info@embeddedblue.com
プロジェクトサイト:https://youfeel-artproject.com/
アーティストトークイベントの詳細はこちら:http://ptix.at/QL5qtL

アーティストトークイベント

参加アーティスト

KAZUSA MATSUYAMA
1992年生まれ東京出身。表情の歪みや抽象的な描写によって、表面的な喜怒哀楽だけではなく本質に潜む美しさを追求する「Anonymous Portraits」(匿名性のある肖像画)シリーズを描く。一つひとつの作品から観る人によって違う感じ方や捉え方、想像の余地を残す描写で表現している。近年では日本、米国、韓国、台湾での個展開催・アートフェアへの参加に加え、Rolls Royceイベントへの作品提供など、活動の幅を広げつつ、国内外を問わず活躍している。

三澤亮介(みさわりょうすけ)
1992年生まれ。立教大学映像身体学科卒業。美術家。メディアパラドックスという独自の手法を提唱し、アナログ-デジタル、写真/画像データ-絵画を制作の中で横断する。捉えられない時間の経過と人間の実体性を絵画のフォーマットの中で可視化し、自身の経験を投影したヴィジュアル構成を提示することで、固定概念の更新に挑む。作品によって現代に生きる自身の極めてパーソナルな感情や経験と、先人との記憶や時代をクロスオーバーし、普遍的な価値をスタディする機会としている。

主な展示に「Tracing the night」(333 gallery,台湾,2023) 「NOH」(HOFA gallery,ギリシャ,2023)「Project the Process」(IRRITUM gallery,NY,2023)など。

新埜康平(あらのこうへい)
東京生まれ。東京を拠点に活動し、展覧会などを中心に参加している。ストリートカルチャーや映画の影響を受け、仮名の人物や情景、日々の生活に根差した等身大のイメージをモチーフに制作。余白やタギング(文字)の画面構成等、様々な絵画的要素を取り入れ、日本画×ストリートをテーマに制作。Independent Tokyo 2023 小山登美夫 賞。2023年 metasequoia 2023 笹貫 淳子賞。第1回 Idemitsu Art Award(旧シェル美術賞)。入選 第39回 上野の森美術館大賞展 入選。第56回 神奈川県美術展 入選。

尾潟糧天(おがたりょうてん)
1994年生まれ。北海道出身。2021年から現代画家として活動を始める。北海道の自然豊かな環境で育った経験にヒントを見出し、主に海をモチーフにした作品を制作している。絵画作品を軸としつつ、自然とテクノロジーをクロスさせたデジタル作品や身体的なパフォーマンス作品など、様々なメディアを横断しながらパラレルに自然を描き出している。2022年にはShibuya Fashion Week 2022 Springに出展。主な個展に、LIFFT Concept Shop (東京)個展「鯨寄る浦、虎伏す野辺」、2023.3 MA5 Gallery(東京) 個展 「PHYSIS」、2023.11 YOKOHAMA BAYSIDE WAREHOUSE (横浜)個展 「Surges」など。そのほか、Clio Art Fair New York(ニューヨーク) 出展。