文:FINDERS編集部
基盤が丸出しになったようなカードサイズのリズムマシン「Pocket Operator」シリーズや、小型ながら気の利いたUIデザインとプロも認める本格的なサウンドで一世を風靡したポータブルシンセサイザー「OP-1」など、高いクオリティと魅力的なデザインによって、今や世界的楽器メーカーの仲間入りを果たした、スウェーデン・ストックホルムに拠点を置く、teenage engineering。
OP-1を使った演奏動画
シンセサイザーだけでなく、スピーカーや小型の音響ミキサー、PCケースなど幅広い製品を生み出している。そんなteenage engineeringが今年4月に発表したのが、「CM-15」だ。


「CM-15」は、自宅やスタジオだけでなく、様々な場所での使用を想定したポータブルコンデンサーマイクだ。
メインの出力はミニXLRプラグによって行う。さらにヘッドホンなどを直接接続できる3.5mmオーディオジャックや、デジタルオーディオインターフェースへの出力を行うUSB-Cポートも搭載されている。


三脚を付けたり、スタンドによって立てることもできる
本体にはプリアンプ、48Vファンタム電源が内蔵されているため、物理的なオーディオインターフェースなどを用意せずとも、PCやスマートフォンに直接接続して使用できるのだ。

USB-Cによって充電を行う内蔵バッテリーを搭載しており、電源無しで10時間の使用が可能だ。
スタジオでのボーカルや楽器の録音はもちろんのこと、インタビューやPodcastのような音声の収録、フィールドレコーディング、ビデオカメラ用のマイクとしてなど幅広く活躍するだろう。
ポータブルシンセサイザー「OP-1」や、小型ミキサー「TX-6」と組み合わせれば、大型の機材を使わずとも、屋外でのパフォーマンスの幅を広げられそうだ。

価格は1199USドル。発売は今夏を予定している。