文:FINDERS編集部
ひっくり返すとカーテンが開く・・?
年々普及が進むスマート家電。
しかし、その操作は本当に“スマート”だろうか。エアコンや照明をつけるためにわざわざスマホのロックを解除して、アプリを立ち上げて、とやっていたのではそんなどんくさい話はない。
ニューヨーク、そして深センの二箇所に拠点を構える家電ブランドAqaraのスマートコントローラー「Cube T1 Pro」はそういった意味で非常にスマートなコントローラーかもしれない。

見た目は4.5cm角の真っ白なキューブ。ロゴの他にはそれぞれの面にサイコロの目が描かれているのみ。極めてミニマルなデザインだが、これがスマート家電向けのコントローラーなのである。
スマホのアプリから接続先の機器と「モーション」を設定する。
スライド、縦に90度・180度回転(フリップ)、横にひねる(ローテート)、シェイク、タップなど、このキューブそのものを動かすことがそのまま入力モーションとして設定できる。
実際に使い方を見てもらうのが一番早いだろう
つまり手のひらに収まるキューブを、ほとんどなにも考えずとも手元で直感的に動かす、というプロダクトだ。

合わせてキューブの面の指定も可能なので、例えば「1の面を上にした状態で、180度フリップでリビングの照明をつける」といった使い方も可能。ただあまりにも設定が込み入ってくると逆に混乱しそうなのでご注意を。
「Cube T1 Pro」は自社のスマートデバイスシステムであるAqara Homeのほか、Appleの「Home」アプリ、Alexa、IFTTTなどで利用可能だ。
意識しないほど直感的に操作できるコントローラーといえば、筆者が思い浮かぶのは照明のスイッチぐらいなものだろうか。無意識的に使える道具やコントローラーというものはそれほど多くないが、Aqaraのキューブはそんなポテンシャルを秘めているかもしれない。