文:FINDERS編集部
デザイナーが考えている思考法から具体的な解決策まで
時代とともに移りゆくデジタル領域の「デザイン」を考えるイベント「Spectrum Tokyo Design Fest 2022」が12月9日(金)から10日(土)にかけて六本木のDMM.comのオフィスにて開催される。
ウェブメディア『SPECTRUM TOKYO』が主催する本イベントは、主にデジタル領域のデザインに関してさまざまな分野の登壇者を迎え、トークセッションが行われる。オンラインでの参加も可能だ。
会場は、日・英の同時通訳が入る「Global stage」と日本語のみの配信となる「Local stage」の2つのエリアに分かれ、グローバル、ローカルそれぞれの視点で「デザイン」を考えるセッションが行われる。
注目のセッションをいくつか紹介しよう。
1日目の17時30分からは、メルカリの子会社であるメルペイのUXリサーチャーで昨年『はじめてのUXリサーチ』を出版した松薗美帆氏が登壇。新規事業立ち上げ時におけるUXリサーチの役割などを、具体的な事例とともに振り返る。日本のベンチャーを牽引する企業のサービス立ち上げにまつわる貴重な経験を聞くことができるだろう。
また、2日目の10時15分からはユーザベースの平野友規氏が登壇する。三菱重工業の社会インフラ事業ビジョン策定やRICOH THETAの新規事業開発時におけるUX / UIデザインを手掛ける平野氏のセッションのテーマはデザインにおける「日本語」。デザインへの「詩」の活用や、日本人デザイナーとしての心構えなど、独自の視点でデザインを語り尽くす。
さらに、同日11時15分には楽天のUI/UXデザイナーでインドネシア出身のAnastasia Wibowo氏による「外から見た日本:外国人が日本のユーザーに向けてデザインしてみた」をテーマとしたセッションもある。日本のウェブデザインは「雑然としている」「時代遅れ」「混沌としている」などと否定的に言及されることも多いが、彼女は「目的は果たしており必ずしも悪いものとは言えません」と語る。15分と短いセッションではあるが、海外のデザイナーが日本のウェブデザインをどのように捉えているのかちょっと気になるところだ。
そのほか、リクルートやGMOペパボなど日本のベンチャー業界を牽引する企業から、スタートアップまで、総勢26名のデザイン実践者がトークセッションに参加。国籍・分野を超えて、デザインについて新たな考えや議論、発見を生むイベントになるだろう。会場では軽食やお酒など片手に交流ができるブースも設けられるという。
本イベントは、オンラインオフラインともにpeatixでチケットの購入が可能。
それぞれチケット料金に関しては、下記の通り。
このほかに、本イベントを支援したい個人スポンサーチケットも設けられている。なお全てのチケットにアーカイブ動画へのアクセス権もついてくるので、当日参加ができない場合もセッションの視聴が可能だ。
会期までのイベント追加情報は本イベント特設ページかTwitterアカウントから確認することができる。
「Spectrum Tokyo Design Fest 2022」