文:山田山太
10月23日、世界中で圧倒的人気を誇るiPhoneの最新モデル「iPhone12」シリーズが発売された。
そんなiPhone12シリーズを手にするために、私たちはどれだけ働かなければならないだろうか?オンラインショッピング支援サイト「Picodi」は、「iPhoneを購入するために働かなければならない日数」の国別ランキングを公開した。
iPhone12 Pro(128GB)を購入するには何日必要?
今回の検証で対象としたのは、iPhone12シリーズの上位機種「iPhone12 Pro (128GB)」。日本での価格は10万6800円(税別)だ。全43カ国それぞれの国の平均月収を月の労働日数21日で割り、その数値を基にiPhoneを購入するために必要な労働日数をランキングにした。なおiPhoneの価格はその国における販売価格によって計算されている。
最も労働日数を要するのはインドとメキシコで54.4日。2位はロシアで47.5日、3位はモンテネグロで47.3日という結果に。1カ月分以上の収入をまるまるすべて費やすことでようやく手に入れることができる価格となっているようだ。スマートフォンの中でも高級なiPhoneを手に入れるためには、やはり相当な日数の労働が必要となるようだ。
一方で最も少ない労働日数で購入することができるのはスイスで4.4日。続いてアメリカで6.1日、そしてオーストラリアとルクセンブルグで6.6日となっている。平均月収が高いことで知られるスイスやオーストラリアと比べ、あまり馴染みがないルクセンブルグだが、実は世界トップクラスで年収が高い。
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