文:中村たかやす
ハロウィンの時期に飾るちょっと不気味なガイコツ。しかしそれ以外のシーズンに共に過ごしたいと思う人はあまりいないだろう。
しかしそんな中、ガイコツと親友になった男の子が、SNS上で注目を集めている。
地下室でガイコツと出会った男の子
アメリカ・ユタ州ソルトレイクシティに住む2歳の男の子セオ君は9月15日、一家の地下室でハロウィンのデコレーション用のガイコツを発見した。その大きさは約1.5メートルにも上る。
上の部屋にガイコツを引っ張り上げようとするセオ君。母親のアビー・ブレディさんは、その姿を見て、少し早めにハロウィンの飾り付けをしようと考えた。しかしセオ君はそれに満足せず、ガイコツと一緒に遊びに行きたがったという。
『TODAY』によると、セオ君はこの後、アビーさんと車で地元の貯水池に行く予定だったが、このガイコツを家に置いたまま車に乗ることを拒否。結局、アビーさんはセオ君を何とか説得し、ガイコツと共に目的地に向かった。
地元の貯水池にやってきたセオ君は、車を降りてからもガイコツとべったり。2人は水辺でたそがれたり、すべり台で遊んだりして過ごした。この時の様子が9月16日、アビーさんのTikTokに投稿されると、大きな評判を呼び、なんと約40万件の「いいね」を獲得した。
このガイコツは「ベニー」と名付けられ、セオ君の親友に。2人は車に乗る時や食料品店で買い物する時も、常に一緒だ。それは寝ている間も例外ではない。アビーさんは最初、息子の部屋に一晩中ベニーがいるのを気味悪がって、片付けようとしたが、セオ君の猛反対にあったという。それ以来、セオ君が寝ている間は、寝室のロッキングチェアがベニーの定位置だ。
次ページ:ハロウィンが終わっても、ずっと友達のまま