天才少女にアリゾナ大学学長が手を差し伸べる
アダラちゃんは、自身の経験について綴った書籍『あきらめないで』を執筆。2019年には、Forbes Mexicoの「メキシコで最もパワフルな女性100人」にも選ばれているなど、注目を集めている。
アダラちゃんが描く将来の夢はNASAの宇宙飛行士になり、火星に行くことだ。そしてその夢に向かい、着実に歩みを進めている。アダラちゃんは、アリゾナ大学のロバート・ロビン学長から同大に招待され、天文学を研究することになったのだ。
『Arizona Republic』によると、ロビン学長はアダラちゃんへの手紙の中で、「私たちの大学にはたくさんの素晴らしい宇宙科学のプログラムがあり、世界トップクラスの専門家たちから直接学ぶ機会を得ることができます。あなたには輝かしい未来が待っています。私はあなたをキャンパスに迎える日を心待ちにしています」と述べたとのこと。アダラちゃんは現在、アリゾナ大学進学に向け英語を勉強しているという。
少し変わった子どもがいじめの対象になりやすいのは日本に限った話ではないようだ。この子には通常の教育は合わないからと別の道を探した母親の英断にも拍手を贈りたい。