ITEM | 2021/03/10

香港のデザインチームが作った純チタンの美しい万年筆「TP4」。金属アレルギーへの配慮もなされたこれからの文房具

文:ひで
手の届きやすい価格帯を実現
香港のデザインチームTimaze(タイメイズ)から、丸みのあるチタン製のボディ...

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文:ひで

手の届きやすい価格帯を実現

香港のデザインチームTimaze(タイメイズ)から、丸みのあるチタン製のボディが特徴の万年筆「TP4」が登場。パーツ数を極限まで抑えたシンプルなボディは軽量(本体23.5g)かつタイト。スリムなデザインで持ち主の品格を上げてくれるアイテムだ。

カラーはチタングレー、ブラックシルバー、ブラックゴールド、オールブラックの4色。特に黒色をベースとする3色は、高級時計にも採用される"PVD"と呼ばれる表面処理を施し、高級で美しい発色を実現している(ゴールドも同様にPVD処理済み)。

TP4の長さは129mmと少し短く、スーツのポケットにもすっきり収まるよう設計されている。その分執筆時にかかる遠心力が少なく、ペン先をコントロールしやすいという。また安定した重心構造で持ちやすさを追求。左右対称に設計することで右利きでも左利きでもストレスなく使うことができる。誰の手にもしっかり馴染んでいくだろう。

こだわりはそれだけではない。2種類の異なるチタン合金を採用することで加工のしやすさを担保しながら、金属アレルギーも起きにくいとのことだ。軽くて錆びにくく、半永久的に劣化しないプロダクトへと進化させた。

書き味にも妥協はない。ペン先は、"文具大国"と言われるドイツ製SCHMIDT社のもの。高い技術で世界中の文具メーカーに採用され、80年以上の実績と確かな品質は折り紙付き。インクシステムも、同じくSCHMIDT社のコンバーター式を採用。好みの分かれるペン先の太さは、EF(エクストラファイン)の極細・F(ファイン)の細字・M(ミディアム)の中字の3種類から選ぶことができる。

万年筆は、使うほど紙との摩擦でペン先が磨耗し、使用者の癖に合わせて育っていくもの。デジタルデバイスが普及しこういった体験が減っている今だからこそ、ペン先を育てる楽しさを味わいというのも一興だ。

「TP4」は現在CAMPFIREにてクラウドファンディングを実施中。13800円から支援可能だ。これを期に、人生を通して長く付き合っていくアイテムを手にとってみてはいかがだろうか。


支援はこちらのページから↓
洗練されたデザインでスマートに。究極ミニマルなPVDブラックチタン万年筆:TP4