文:ヤジマミユキ
姪のためにクラウドファンディングで約43万円調達
米国ミズーリ州カンザスシティに住むエムリーちゃん(7歳)は遺伝子に異常があり、生まれつき目が見えない。しかしながら、わずか4歳にして点字を覚え、多くの本を読むほどの読書家だ。6カ月程前からは、父ジャレドさんが読み聞かせてくれる『ハリー・ポッター』がお気に入りで、このファンタジーの世界にすっかり虜になっていた。ただ、シリーズ第4巻であり『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』まで進むと、エミリーちゃんは「自分自身で本を読みたい」と言って読み聞かせをやめてしまった。
かわいい姪っ子のため、叔母が立ち上げたクラウドファウンディング
そんなエムリーちゃんの様子を見た家族は、『ハリー・ポッター』の点字本を購入しようと考えた。しかし、点字本は高額で1冊で約240ドル(約2万5000円)もする。
そこで、エムリーちゃんの叔母であるケイティン・スーターさんはかわいい姪のため『ハリー・ポッター』の点字本を購入するための資金を、クラウドファンディングサイト『Go Fund Me』で支援を募ることにした。昨年11月末にプロジェクトを開始すると、わずか24時間以内に目標額を達成。最終的に4200ドル(約43万円)以上を調達した。
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