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文:山田山太
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、一気に普及したリモートワーク。通勤時間がなくなるなどのメリットがある一方で、私生活との切り替えが難しく、生産性が落ちてしまうのではないか?という懸念も拭い切れない。
ノンアルコールホップ飲料を販売するHOP WTR社と調査会社OnePollが昨年、アメリカに住む2000人(うち約800人が21歳以上のリモートワーカー)を対象に、リモートワークにまつわる調査を行ったとところ、意外な結果が出た。社員の動向が気になる管理職は必見だ。
45%はリモートワーク中に飲酒をしている。
今回の調査によると、リモートワーカーの46%がロックダウン期間中、少なくとも1度は仕事を早めに切り上げ、飲酒をしたことがあると回答。また、45%は勤務中に酒を口にしたことがあると答えた。なにやら不真面目な人が多いのではないか、と感じるかもしれないが、事態は少し深刻かもしれない。
全体の回答者の53%がロックダウン期間中、飲酒量が増えたという。また全体の52%はニュースを見ながら酒を飲む必要性を感じたことがあると答えており、週平均で約4杯何らかの酒を飲んでいるという。そして、10人中6人がこれから飲酒量を減らしていきたい、と考えているということだ。自由に楽しむために酒を飲んでいるというよりは、日々のニュースなどから受けるストレスをできるだけ減らしていくために、飲まざるを得なくなっていると感じるようだ。
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