家族に訪れた奇跡
家族は友人などの助けを借りながら捜索を開始。エリックさんたちは、一時滞在先のホテルからかつての自宅付近へ出向きベラが匂いをたどって来られるように、家族の洋服を置いてくるなどして懸命に捜索を続けた。
そして、竜巻発生から2カ月近く経ったある日、捜索を手伝ってくれていた友人のサラ・ラング・ロメインさんの元に再びベラの目撃情報が舞い込んだ。ロメインさんは動物救護団体から借りたカメラを設置すると、カメラはベラの姿を捉えた。
4月26日、かつての自宅から6キロほど離れた場所で、ベラは保護され、家族は見事再会を果たした。ベラと離れ離れになってから54日が経っていたという。
エリックさんは自身のFacebookに、「なんと言ってもロメインさんの助けが無ければベラを見つけることはできなかったでしょう。私達は永遠に感謝し続けます」と心境を綴った。「そして今、私達のミラクルドッグはお腹いっぱいになって暖かいベッドで眠っています。ベラの捜索を手伝ってくれた方々に改めてお礼を言いたいと思います」と続けた。
たとえ抗いがたい自然災害の被害を受けようと、家族の信じる力で乗り越えて行くことができる。そう思わせてくれるような出来事だ。