文:三浦一紀
医療現場でのマスク不足への対応として
新型コロナウイルスの蔓延により、マスクなどの医療現場における防護具の不足が顕著になっている。それを解消するために、大阪大学大学院医学系研究科の中島清一特任教授らが、3Dプリンターで簡単に作れる「フェイスシールド」を開発。その3Dデータを公開した。
開発にあたり、福井県鯖江市にあるメガネフレームの世界的メーカー「シャルマン」と連携。世界初のクリアファイルをシールド部分に使う安価なフェイスシールドを開発した。
フレーム部分の3Dデータは無料で公開。3Dプリンタで印刷することで、世界中のどこでも簡単にフェイスガードが作れるようになる。
日本はもちろん、現在感染が深刻なヨーロッパや、今後感染拡大が懸念されるアフリカ諸国の医療現場において役立つと期待される。
3Dプリンタは低価格化が進んでおり、家庭でも手軽に買える金額のものもある。これを機に、3Dプリンターの購入を検討してみてはいかがだろうか。