文:chopsticks
新型コロナウィルスによる外出自粛のせいで叶わず、モヤモヤした思いを抱えているという人は多いのではないだろうか。
今、画期的な方法によって素敵な女性とのデートを成功させた男性がSNS上で話題になっている。
ビル越しのロマンティックな「屋上ディナー」
米国ニューヨークは外出を制限する「ロックダウン」が行われている。1週間、自宅隔離となっていたブルックリンに住む写真家ジェレミー・コーエンさんは、自分の家の隣のビルの屋上で魅力的な女性が踊っていることに気づいた。
女性の名前はトリ・シニャレラさん。ジェレミーさんが手を振ると、トリさんは手を振り返した。どうにかして彼女と近づきたいと考えたジェレミーさんは、ドローンで連絡先を伝えるという画期的な方法を思いつき、さっそく実行に移すことに。
最初、ドローンはトリさんの頭上を飛んでいったが、無事ジェレミーさんの連絡先を渡すことに成功。
ジェレミーさんは、トリさんと連絡先を交換し、テキストメッセージを送信。次の日、トリさんをディナーに誘った。もちろん、ディナーと言っても、ロックダウン中のため直接会うことは叶わない。そこで、2人はそれぞれの家の屋上とバルコニーにおしゃれなテーブルと食事を用意し、ビデオ通話「FaceTime」で2人きりのディナーを楽しんだ。
大きな風船に入ってデート
トリさんとの「屋上デート」を楽しんだジェレミーさんは、トリさんとの距離をもっと縮めたいと考え、次のデートを提案。トリさんが約束の場所で待っていると、花束と消毒剤を持ったジェレミーさんが、大きな風船の中に入って現れた。
ジェレミーさんの予想外の登場に思わず笑い崩れるトリさん。途中で警察の職務質問に遭うのもご愛嬌。ジェレミーさんはトリさんとのデートについて、「風船の中では声が聞き取りづらかったので、会話はあまりなかったですが、近所を歩いている間ずっと笑っていられました」と『BoredPanda』の取材に語っている。
ジェレミーさんのデートを撮影した動画はSNS上で瞬く間に広がり、脚光を浴びた。「前向きに!人々が私を応援してくれていることはうれしいが、もっと重要なことは、この奇妙で暗い時代に人々が信じられる何かを与えられたということです。この語が人々に喜びをもたらすなら、それは私にとっても嬉しいことです」とジェレミーさん。
毎日のように暗いニュースが飛び込んで来る昨今、ジェレミーさんが届けてくれるデート報告の好影響は計り知れない。今後もジェレミーさんとトリさんのデート続報に期待したい。