文:岩井聡史
部屋の中に置いておくだけで、雰囲気を明るくしリラックス効果が期待できる観葉植物。モンステラやオリーブなどを育てている人も多いのではないだろうか。
そんな中、観葉植物にまつわるショッキングな出来事が、喜劇としてSNSで話題となっている。
鉢の中に発泡スチロール
米国カリフォルニア州に住むカーリエ・ウィルクスさんは、キッチンの窓辺に置いていた観葉植物に水をあげることが日課だった。いわゆる多肉植物で、独特なフォルムで人気を集めている観葉植物だ。カーリエさんは2年間欠かさず水をあげたり、葉を洗ったり、丁寧に観葉植物の世話をしていたという。
ある日、カーリエさんはこの観葉植物に似合う鉢を見つけた。そして、観葉植物を植え替えようとしたところ、驚くべきことに気付いた。鉢の中に砂ではなく、発泡スチロールが詰まっていたのだ。
そう、その観葉植物はプラスチックでできた造花だったのだ。カーリエさんが育てていた観葉植物は、多くの場合は2年と経たずに枯れてしまう。しかし枯れないことに気付かないほど、熱心に観葉植物の手入れをしていたのだ。
「この2年間がまるで嘘のように感じられた」
カーリエさんは2月28日、「この2年間がまるで嘘のように感じられた」と、この出来事を自身のFacebookで投稿をした。
すると、この投稿は大きな反響を呼び、「いとこも同じことをやっていました」「いつも観葉植物を枯らす同僚に造花をプレゼントしました」「私もお母さんから造花をプレゼントされました」など、同じ失敗をしたような人や、反対に造花をプレゼントした人からコメントが寄せられた。
カーリエさんにとって今回の出来事は悲劇的であっただろうが、一方で多くの人にとって今回の出来事は喜劇に映っただろう。悲劇と喜劇は紙一重なのかもしれない。