文:武者良太
PVの怪しさ&エロティックさにも混乱間違いなし
折りたたみスマートフォン市場に新たなモデルが参戦する、ようだ。Escobar(エスコバル)の「Escobar Fold 2」は、プロセッサにSnapdragon855、ストレージ128GB、オープン時のディスプレイサイズ7.3インチというスペックながら、399ドルという激安特価な超低価格を実現している、らしい。
言葉の歯切れが悪いのは察してほしい。だってこのモデル、どう見てもサムスンGalaxy Foldのカラバリ違いなのだから。
製品名にも、メーカー名にも、コロンビア麻薬王パブロ・エスコバルの名前が入り、ホーム画面の壁紙もパブロ・エスコバルそのものが鎮座している。そしてゴージャスな美女たちが半裸でセクシーにスマートフォンを弄っているというPVのノリもおかしい。
RIPSAMSUNG.COMというケンカの売り方も尋常ではない。
実のところEscobarは、パブロ・エスコバルの兄弟であるロベルト・エスコバル氏が設立したメーカー。2019年末には「Escobar Fold」という世界初の折りたたみスマートフォンROYOLE・FlexPaiそっくりのモデルをリリースした...のだが、注文した顧客の元にはどうやらパブロ・エスコバルの伝記本と、「おめでとう!Escobar Fold2にアップグレードするよ。後日発送するからお楽しみに」というメッセージカードが届いている様子。
(余談だが、Escobar FoldのPVはさらにアグレッシブだった。映像後半にはランジェリー姿どころか絆創膏ガードの美女を登場させるという、YouTubeの倫理にも果敢にチャレンジする内容だった)
真実がどこにあるのか一切不明でむしろ興味が出てくるEscobar Fold2。もしも注文してみたいという奇特な方は、公式サイトにアクセスしてみよう。