文:武者良太
1画面を大きく長く使えるのは、確かだ
いままでに発売されたGalaxy Fold(サムスン)やMate X(ファーウェイ)は横開き方式のために製造コストが高く、販売価格も20万円を超えていた。しかし2020年のスマートフォンのトレンドとして、この折りたたみ構造のモデルに注目が集まりそうだ。
その先駆けとなると見られているのが2月11日にサムスンが発表予定の「Galaxy Z Flip」だ。
リーク情報を掲載しているWinFutureによれば、「Galaxy Z Flip」はガラケーやゲームボーイアドバンスSPのように縦方向へとパネルを開くスタイルとなっている。
海外のモバイル機器ジャーナリストBen Geskin氏が、パネルを開くところの動画を公開しているので、ぜひご覧頂きたい。
パネルオープン時の画面の高さは6.7インチ、比率は22:9と縦に長い。解像度は2636x1080ピクセルだ。外側にも1.06インチ・300x116ピクセルの通知用ディスプレイを備えている。
アウトカメラは2機で広角と超広角の組み合わせ。解像度は1200万画素だ。インカメラもパネル最上部に備わっている。こちらは1000万画素で、オートフォーカスも備えているという。
SoCは最新ハイエンド用のQualcomm Snapdragon 855 Plus。8GB RAM/256GBストレージで、microSDスロットはない。どうやらイヤホン端子もないようだ。
気になる価格だが、WinFutureは1500ユーロ程度(約18万1500円)と予測している。まだまだ高価なスタイルのスマートフォンとなるが、2019年10月に発売された第1世代の折りたたみスマートフォンGalaxy Foldは24万円だった。半年もかけずにこの価格帯でリリースしてくるとなれば、さらに夏以降はよりリーズナブルなモデル展開も期待できる。
スマートフォンでも大画面がほしいと思う人は、今年の折りたたみスマートフォンの動向に注目するべきだ。