文:武者良太
お互いの国のトレンドもつかめる。
韓国語を、スラングを含めたトーンも学びたい人にもおすすめしたい。
外国の言葉を習うには、その言語で話す恋人を見つけるといい。という話を聞いたことがある人はいるだろうか。お互いにお互いのことを興味を持って接するからこそ、話す言葉を理解しようとするモチベーションも高まるというのは、なるほど納得できる話だ。
海外の友達を作り、お互いの国のことを話しながら聞きながら言語を学ぶというのもアリな手法だろう。日韓のユーザー向けに提供されているSNS、Doonaraを使ってみてそう感じた。
お互いに言語を学習するためのサービスは、血の通っていない定型文のやりとりとなるケースがあるが、Doonaraは違う。食文化、ファッション、日常生活など、目に留まった何気ないことのポストからコミュニケーションがはじまる設計となっている。UIもInstagramに似ており、参加しやすい。
またタイムラインから気になるポストをタップ、さらに「翻訳を見る」をタップすると、韓国語から日本語に翻訳してくれる。いちいち他の翻訳アプリにコピー&ペーストする必要はない。
日本語のユーザーと韓国語のユーザーが、気軽にコミュニケーションできる設計だから、会話も弾みやすいだろう。まだサービス提供開始後間もないため参加ユーザー数は少ないが、すでに日本語による「年末なにやってる?」に対して韓国語で「寝てるかな」といったコメントがつくなど、活性化の兆しを見せている。
利用料金は基本無料だが、一般会員は1日に12回までの翻訳、1日5名までの新規ユーザーへのメッセージ送信が可能。240円/月・1900円/年(ともにオープン記念プライス)のVIP会員であれば翻訳機能は無制限、1日25人までの新規ユーザーへのメッセージ送信が可能だ。