文:岩見旦
「バブリーダンス」で一躍有名になった大阪府立登美丘高等学校ダンス部。エンターテインメント性に溢れたキレキレのダンスで見るものを釘付けにしている。
そんな彼女たちが踊った“笑い”を一切封印したパフォーマンスが注目を集めている。
“笑い”を封じた「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」が話題
そのダンスが披露されたのは、今年2月2日に大阪市中央公会堂で開催された大阪府警察主催のイベント。
ユニークな衣装や派手なメイクなど、インパクトの大きい格好でお馴染みの登美丘高校ダンス部だが、この日はブレザーにスカートという制服姿でステージに登場。西城秀樹さんの1979年のヒット曲「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」を笑顔で爽やかに踊った。
いつものような飛び道具的な演出はないものの、一糸乱れぬパフォーマンスで盛り上げる登美丘高校ダンス部。楽しみながら踊っていることが、観客にも伝わったのだろう。会場から惜しみのない拍手喝采が送られた。
「涙が止まらない」西城秀樹さんファンから絶賛
このダンスが2月2日にYouTubeに投稿されると、「素晴らしいダンスをありがとう」「大人になって忘れていた心の底から楽しむこと、笑うことを思い出させてくれる」など、称賛のコメントが殺到。
また、「皆さんが歌いながら踊っている姿に大感動です。ありがとうございます。秀樹ファンより」「涙が止まらない。秀樹も喜んでいると思います!」「こうして秀樹の曲が若い世代に受け継がれていくのは嬉しいことです」など、2018年にこの世を去った西城秀樹さんのファンから感謝の言葉が綴られた。天国の秀樹さんも喜んでいるに違いない。
世代を超え国境を超え、心が通じ合うダンス
またこの日、登美丘高校ダンス部は、映画『グレイテストショーマン』の挿入歌である「This Is Me」のダンスも披露。「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」と打って変わって、魂揺さぶる力強いエネルギッシュなパフォーマンスで、会場を魅了した。
この動画には「なんて美しいんだ」「素晴らしい動画だ!」「才能が溢れている」などのコメントが英語で書き込まれ、海外からも評価を集めている。
さらに、いきものがかりの「じょいふる」では、吹奏楽部とコラボ。こちらも必見だ。
ダンスの力で、世代を超えて国境を超えて、心が通じ会えることを教えてくれた登美丘高校ダンス部。次は一体どんなダンスで私たちの心を動かしてくれるのか、楽しみだ。