文:岩見旦
ZOZOの前澤友作社長が米宇宙ベンチャーのロケットで民間初の月周回旅行に参加するなど、さらに注目を集める宇宙。今年は月面探査や有人飛行など、さまざまなロケット打ち上げが予定されており、宇宙がグッと身近な存在になりそうだ。
「重力か……」タンブラーやペンを落としてしまう宇宙飛行士
宇宙から地球に戻ってきたある宇宙飛行士のインタビュー動画がSNS上で大きな話題になっている。インタビューに答えたのは、国際宇宙ステーション(ISS)に144日間滞在し、2013年5月に帰還したアメリカの宇宙飛行士トーマス・マーシュバーン氏だ。
NASA広報担当者が「宇宙ステーションから戻った宇宙飛行士は地球での生活に慣れるのに時間がかかる」と話すと、映像が切り替わりマーシュバーン氏が登場。宇宙船ソユーズについて熱く語るマーシュバーンズ氏は、タンブラーを空中に置こうとすると床に落としてしまう。苦笑いして「ごめん」とつぶやいたマーシュバーン氏は、そう言ったそばからペンを落下。周りを見渡したマーシュバーン氏は、天を仰ぎ一言「重力か……」。
動画を掲載した投稿が21万リツイート!コメントは大喜利合戦に
あるTwitterユーザーが1月19日、「地球に帰還した元宇宙飛行士がインタビューに答える時に重力の存在を忘れてるシーンが見てて面白い」というコメントとともに、この動画を紹介すると瞬く間に拡散。この投稿は21日18時現在、なんと21万リツイートを達成している。
さらに「声出して笑った」「宇宙あるある」「究極の職業病」など、動画に思わず吹き出した人からのコメントが殺到。また、「重力のおかげでテンションも落ちてる」「重力を感じないのにオチはあるのな」「重力のNASA」「NASAけない」など、リプライは大喜利の様相を呈した。
実はジョーク動画!ただし実話に基づいている
この動画はNASAジョンソン宇宙センターの学生が広報用に制作したもの。インタビューに答えているのはマーシュバーン氏本人だが、実はインタビューではなくジョーク動画だ。ただし、マーシュバーン氏はこの動画に関して、このようにツイートしている。
つまり、この動画は実話に基づいているのだ。
宇宙旅行の現実味が増している近い将来、この動画のマーシュバーン氏のような失敗をあなたもしてしまうかもしれない。