ITEM | 2018/11/08

とっさの翻訳にも、会議やインタビューの文字起こしにも役立つ音声入力アプリ「Speechy Lite」

文:武者良太
音声入力で伝えたいことを即翻訳
グローバルビジネスが加速する昨今。外国語の習得は自らのスキルアップと直...

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文:武者良太

音声入力で伝えたいことを即翻訳

グローバルビジネスが加速する昨今。外国語の習得は自らのスキルアップと直結するし、キャリアアップの可能性も高まる。しかし、実際にグローバルビジネスを手がける知人は「自分の子供の教育は、外国語よりもほかの教育を重視したい」という。

なぜなのだろうか。詳しく話を聞いてみると、「モバイルデバイスを使った翻訳サービスはもっと活用できるようになるはず。将来的には専門性のある会話もテクノロジーに任せられる時代がくるはず」という。

「もちろん日常会話ができるスキルは必要」と後付けしていたが、彼の発言には頷けるところもある。「Speechy Lite」のような、音声入力による翻訳ツールが無料で使える時代にはすでに到達しているからだ。モバイルネットワークに接続しているなどオンライン環境が必要(たぶんGoogle Speech APIとGoogle Translate APIを使っているのだろう)だが、直感的に使えるので咄嗟の会話のときにも役に立つ。

「Speechy Lite」がサポートしている言語は翻訳元が63。翻訳先が83。翻訳元は英語だけでもイギリス、アメリカだけではなく、オーストラリア、インド、フィリピンなどとバリエーションに富む。微妙なイントネーションの違いも聞き分けてくれる性能を持つ。

1センテンスの翻訳だけではない。喋り続ければ数百文字となる文章も音声入力が可能だ。カスタム語彙を充実させれば、専門用語の翻訳にも対応してくれる。

なお、無料版では音声入力の時間制限があるため、試してみて気に入ったら有料版「Speechy」(480円)の購入をオススメする。広告表示もなくなるし、取材時の音声データをテキスト化する際に活用する記者やライターもいるほどである。ただし、アプリからアップグレードする場合の料金は600円になっているので注意が必要だ。


Speechy Lite(iOS)