文:三浦一紀
アナログな仕組みのコイン仕分け機能がおもしろい
現在、クラウドファンディングサイト「Makuake」で資金調達を行っている「フレキシブルIoT財布TIME」。手のひらに収まる薄くて小さい財布だ。
最近はこの手の財布が増えているが、TIMEはアイデアがたくさん詰まった多機能な財布となっている。
まずおもしろいのが、コインの自動仕分け機能。この財布は、上部のスリット部分に紙幣を2つ折りで入れるようになっており、取り出すときは横のスリットから指を入れて引き出す機構だ。
コインは、紙幣と一緒の部分に入れる。すると、コインの自重で自動的に下部にある小銭ポケットに落ちていくという仕組みだ。
小銭ポケットを開けば、上からコインが落ちてくる。もちろん、小銭ポケットにコインを直接入れても問題ない。
カード入れの部分は横に開くようになっているが、普段カードを出し入れする際には、小銭ポケット部分を少しずらすだけでよい。
カードが見えているのは意図的。カードのデザインも財布のデザインの一部としている。なお、カードは5枚ほど入れられる。
開いた部分にあるポケットは、スマートトラッカー「Tile Slim」が入るサイズとなっている。Tile Slimを入れてスマホと連携させておくことで、紛失防止につながる。
財布の上からTile Slimを押せば、スマホ上に場所が表示される。逆に、スマホからTile Slimを呼び出すことも可能だ。
Tile Slimを入れない場合は、予備の小銭や領収書などを入れておくポケットとして利用可能だ。
コインの自動仕分けというアナログなアイデアと、IoTを使った紛失防止というテクノロジーが融合した、なかなかユニークな財布だ。
カラーはTAXI(表地ブラック×裏地イエロー)、DEEP SEA(表地ネイビー×裏地ネイビー)、MIAMI(表地グレー×裏地グリーン)。素材は天然皮革となっている。
現在支援受付中のコースは、TIME財布本体が1万1200円(税込)、TIME+Tile Slimのセットが1万4200円(税込)からとなっている。