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これまで一度も遊んだことのない人から、「また遊ぼう」と言われたら、あなたはどのように感じるだろうか? 関東在住の筆者は、この表現に非常に違和感を覚える。
実は「また」という言葉は、関西弁では「もう一度」以外にもう一つ意味があるのだ。同じ日本語であるにも関わらず、異なった意味を持ち合わせていると、今SNS上で大きな話題となっている。
関西弁の「また」には、「今度」の意味も存在する
きっかけとなったのは、関西在住の徹さんのこちらのツイート。
関西以外では「また」は「もう一度」という意味でのみ使用される。しかし、関西では「もう一度」以外に「今度」という意味も含んでいるのだ。
・関東弁の「また」=もう一度
・関西弁の「また」=もう一度、今度
つまり関西弁の場合、初対面の相手であっても「また飲みに行こか」「また映画館行こな」といった使い方ができる。
バンドを組んでいる徹さんは、まだ共演したことのない憧れのバンドに「また共演させて頂きたい」とメッセージを送ったところ、「共演したことないよね」と返信が来た。このことに疑問を感じた徹さんが調べたところ、関東には「また」に「今度」という意味がないことを知ったという。
驚愕の事実に3万リツイート突破!誤解を与えた経験談も
1月28日に投稿した徹さんのツイートは、30日現在3万リツイートを突破。「うそ…やろ??まじ??」「それ知らなかったわー」「うまく会話が通じない理由がわかった!」など、驚きの声が多数寄せられた。
同様の経験をした人も多数いるようで、「これ何回もあるよ」「だいたい流してます(笑)」「誰と間違えてるの?って言われたなぁ…」といった意見も上がった。
また、関西の中でも「また」を「今度」という意味で使わない人がいたり、関西以外の地域でも「また」を「今度」という意味で使う人がいたり、その違いを簡単に括ることは難しそうだ。
同じ日本語とはいえ、地域によって異なるその意味。ときには誤解を与えたり、不快な想いをさせたりすることもあるかもしれない。改めて日本語の奥深さを感じた。
2023年2月28日更新(初出は2019年1月30日)