文：岩見旦
消しゴムを掘りインクを塗るだけで、独特の味わいのある作品を量産することが出来る、消しゴムはんこ。昨年末、年賀状に押すために、干支のイノシシを掘った人もいるのではないだろうか。誰でも簡単作れるとあって、女性を中心に人気を集めている。
田口奈津子さんの消しゴムはんこ製作風景に世界中から反響
TBS系「プレバト!!」などに出演するなど、消しゴムはんこ画家として活躍する田口奈津子さんが、自身のTwitterで公開した消しゴムはんこの製作風景が大きな注目を集めている。
和柄のインクを塗った複数の消しゴムはんこを、次々と重ねて押していくと、着物の女性がどんどん美しく色づいていく。繊細で美しい唯一無二の世界観に目が離せなくなること請け合いだ。
この製作風景を捉えた投稿は大きな話題となり、現在5万5,000ものリツイートを記録。「本当に神業」「最後まで魅入ってしまいました」「小学5年生の長女が興奮してました」など称賛の声が上がった。さらには国内にとどまらず、アメリカや韓国など海外から「なんて素晴らしいんだ」「まるでコンピューターで描いているようだ」といった反響が、多数寄せられている。田口さんの消しゴムはんこは、世界中の人の心を動かしているようだ。
ブームの兆し。SNSには、多種多様な消しゴムはんこが登場！
田口さんが22日に投稿したこちらのツイートは、淡い花に囲まれた手毬を描いた消しゴムはんこの製作風景。24日現在3万8000リツイートを記録している。
田口さんは今年に入ってから、消しゴムはんこの製作風景の動画をSNS上で積極的に発信。また、フォロワーとのコミュニケーションを盛んに行っている。
田口さんを始めさまざまな人が「#消しゴムはんこ」のタグで、写実的な作品やアニメのキャラクターのものなど、多彩な消しゴムはんこを投稿している。興味のある人はチェックしてもらいたい。
田口さんは昨年、『押して描く! 消しゴムはんこ』（日本文芸社）を出版。あなたもこの本を片手に消しゴムはんこにチャレンジしてみてはいかがだろうか？ 意外な才能が芽吹くかもしれない。