ITEM | 2019/01/24

政治家と直接意見交換できるコミュニティアプリ「PoliPoli」が1月にリニューアル

文:武者良太
課題ごとに市民と政治家が議論を交わしていく
政治家がいま、何を考え、どのようにして地域を、国を改善しよ...

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

文:武者良太

課題ごとに市民と政治家が議論を交わしていく

政治家がいま、何を考え、どのようにして地域を、国を改善しようとしているのか。一億総情報発信時代になった現代においても不明瞭だ。ウェブサイトでの情報発信量は限られているし、TwitterやFacebookを見ると無自覚に多くの「いいね」を求めているのか、政治とは無関係な発言をしている政治家もいるのだから。

真摯に経済や教育、医療に資源や安全問題などを考えていきたいのであれば、政治コミュニティアプリ「PoliPoli」を使ってみてはどうだろうか。

「PoliPoli」は19歳・大学2年生の若き起業家が作ったサービスだ。ユーザーは自分から議題を提案したり、すでに公開されている議題で発言できる。また同サービスに登録している政治家のリストも閲覧できる。彼らがどんな議題に興味を示しているのかも見られるようになっている。他にも政策、実績、経歴を確認できる機能が備わっているが、筆者がチェックした限り自分のプロファイルを埋めている政治家は見当たらなかった。2018年7月にベータ版がリリースされ、2019年1月16日にリニューアルを行ったばかりのサービスゆえ、情報が蓄積されるまではまだ時間がかかるのかもしれない。

現在登録されている議題は、プログラミング教育、電子投票導入についてなど、日本の誰もが参加できるものもあれば、渋谷の喫煙所、松本城外堀の復元など地域に根ざしたものもある。いずれも議題を解決するためには何を、どうしたらいいのかのアイディアが集まっている。

ところで「PoliPoli」は、スムースな政治議論ができる場となるように、トークンエコノミー(仮想通貨などの独自通貨を法定通貨の代わりに利用する経済圏)を軸としたシステムとなっている。発言するにはトークンを消費しなければならず、いわゆる荒らしのような存在が生まれにくい。

市民と政治家が意見を交わしあい、よりよい国政やまちづくりを目指すためのキッカケとなりそうな「PoliPoli」。政治に強い興味を持っているのであればぜひアクセスしてみよう。


PoliPoli(iPhone)

公式サイト