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iPhone/iPadのOSアップデート、いつ実行すればいい? やらなくても大丈夫? できない場合はどうする?
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  • 2018.11.07
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iPhone/iPadのOSアップデート、いつ実行すればいい? やらなくても大丈夫? できない場合はどうする?

Image by Apple

iPhone/iPadを何世代か前の古いiOSのまま使っている人を時々見かける。そんな彼・彼女らにアップデートしない理由を尋ねると、「特に不便は感じていないから」、「愛用しているアプリが使えなくなると困る」、「以前、アップデートしたら動作が遅くなってイライラしたから」、「データが消えたり、バッテリーの減りが早くなると聞いたから」、「そもそもアップデートが必要なことを知らなかった」と理由は様々だった。そして、残念ながらセキュリティ対策上アップデートが必要なことを理解している人はほとんどいなかった。

伊藤僑

Free-lance Writer / Editor 

IT、ビジネス、ライフスタイル、ガジェット関連を中心に執筆。現代用語辞典imidasでは2000年版より情報セキュリティを担当する。SE/30からのMacユーザー。

アップデートの適用は配信開始直後は避けた方が無難

iOSのアップデートには、新型iPhoneの登場に合わせて年に1度行われるメジャーアップデートと、細かい変更や不具合、セキュリティ上の問題点などを解消するために不定期で実施されるアップデートがある。9月13日に発表された「iOS 12」は前者、10月8日に公開された「iOS 12.01」は後者にあたる。(10月30日公開の「iOS 12.1」は追加機能も多く、その中間的なものといえる)

Image by Apple

メジャーアップデートでは、新機能の追加やUI変更等による操作性の改善などが目立つため、それらを必要としないなら適用する必要がなさそうに思われるかもしれない。大きな改変のためアップデートモジュールの容量が大きく、ダウンロードとインストールにかなり時間がかかるので敬遠する人もいるようだ。だが、不具合やセキュリティ上の問題点の解消も同時に実施されているので必ず実施しておきたい

ただし、アップデート適用後に不具合が生じることもままあるので、ダウンロードが可能になったからといって直ちに適用させない方が無難だ。しばらくは様子を見よう

その際、注目すべきはSNSやユーザーグループなどに投稿される、自分と同じ機種やアプリを使っている人のアップデートに関する発言だ。「アップデートしたらデータが消えてしまった」、「いつも使っていたアプリが使えなくなった」というような深刻な不具合について複数の人が報告しているようなら、それが解消されるまではアップデートを控えた方がいい。

iOSのセキュリティ対策は優れているからこそ、アップデートは必須

一般ユーザーは、Appleが運営し、アプリの安全性を厳格にチェックしている「App Store」からしかアプリを入手することができない。iPhone/iPadでは、万一不正なアプリが侵入しても「サンドボックス」領域でしか活動できないため、システム全体に影響が及ぶことを防ぐことができる。

iPhone/iPadのセキュリティ対策としては上記の2点が知られているが、他にもユーザーが安心して利用できるように様々な対策が施されている。

iPhone/iPadの紛失時に役立つのが、遠隔から位置を特定したり、端末の初期化を行うことができる「iPhoneを探す」や、端末内のデータをすべて暗号化して格納する機能。Face IDやTouch IDによる端末のロック機能も強力だ。

また、iPhone/iPadの標準ウェブブラウザであるSafariには、フィッシング詐欺サイトを検知する機能や、訪問したWEBサイトからの追跡を防ぐCookieのブロック機能も搭載されている。

このように、iOSのセキュリティ対策はとても優れていることから、アンチウイルスソフトなどのサードパーティ製セキュリティソフトの必要性を感じていない人が多く、製品の数もとても少ない。

だが、いかに安全性の高いiOSといえども、悪用できる脆弱性が見つかることもある。iOSのアップデートには、この脆弱性を修復する役割があるので、適応せずに放置しておくことは危険だ。サードパーティ製セキュリティソフトに頼らないセキュリティ対策を支えているのはアップデートなのだ。

アップデート対応から外れてしまったら寿命と考えるべきか?

iTunesを使ったアップデート(Image by Apple)

iPhone/iPadの安全性を確保するためには欠かすことのできないアップデートだが、適用できない場合もある。iOS 12の場合には、対応可能なデバイスは以下の通り。

iOS12対応デバイス

iPhone : iPhone XS / iPhone XS Max / iPhone XR / iPhone X / iPhone 8 / iPhone 8 Plus / iPhone 7 / iPhone 7 Plus / iPhone 6s / iPhone 6s Plus / iPhone 6 / iPhone 6 Plus / iPhone SE / iPhone 5s

iPad : 12.9インチ iPad Pro(第2世代) / 12.9インチ iPad Pro(第1世代) / 10.5インチ iPad Pro / 9.7インチ iPad Pro / iPad(第6世代) / iPad(第5世代) / iPad Air 2 /  iPad Air / iPad mini 4 / iPad mini 3 / iPad mini 2

iPod : iPod touch(第6世代)

iPhoneで対応する最も古いモデルはiPhone 5sで、iPhone 5やiPhone 5cは外れてしまった。iPadやiPodでも、古いモデルは対応していない。

アップデート対応から外れてしまったら寿命と考え、使用を中止するのが無難だが、どうしてもまだ使いたいというのであれば、ネットワークに接続しないで使うことが考えられる。

通信キャリアのSIMを抜き、Wi-FiやBluetoothもオフにすれば、ネット経由で攻撃を受けることがなくなるのでとりあえず安全性は確保できる。ただし、他端末とのデータ共有やクラウドの利用もできなくなるので、スタンドアロンで利用する音楽プレイヤーぐらいしか用途はないかもしれないが。


iOS 12

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iOS 12.1のセキュリティコンテンツについて

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