ITEM | 2018/10/25

手軽で確実、かつスマートに名刺を管理できるLINE開発のアプリ「myBridge」

文:武者良太
人とのつながりを加速させるスマホアプリ
ペーパーレス時代が加速している現代だが、ビジネスシーンにおいて...

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文:武者良太

人とのつながりを加速させるスマホアプリ

ペーパーレス時代が加速している現代だが、ビジネスシーンにおいて名刺という紙媒体はなくてはならない存在だ。自分のことを端的に伝える、または相手のことが端的にわかるツールとして活用され続けるだろう。

とはいってもだ。名刺自体の管理は、名前や会社名、連絡先の検索がしやすくなるようにデジタル化してもいいはずだ。

近年はスマートフォンで名刺を撮影すると、書かれている文字をテキストデータに変換してくれるOCR機能をもったアプリが多数登場している。数百、数千枚もの名刺を指先1つで管理できるようになっている。

いったん名刺のデジタル化に慣れてしまうと、名刺ファイルやリフィルを卓上や袖の引き出しから取り除けるというメリットもある。

しかし問題もある。OCR機能は万能ではなく、認識ミスによる誤字脱字が発生しやすい。その問題を解決するために専門のオペレーターが人力で校正を行ったり、送信した名刺画像を見て間違いのない文字入力を行ってくれるアプリもあるが、そのほとんどは有料サービスだ。

できるだけコストをかけたくない。しかし精度の高さも求めたい。そんな贅沢な要望に答えてくれるのが「myBridge」。LINEが提供している名刺スキャン&管理アプリで、無料ながらオペレーターが入力してくれるサービスとなっている。

他のアプリが多機能化を進めるなか、「myBridge」はシンプル一辺倒。もらった名刺をスマートフォンで撮影してサーバーにアップロード。デジタル化が終了した名刺データを会社名などでカテゴリ分けをして管理するだけだ。

ストックした名刺データはExcel形式でエクスポートが可能。DMや年賀状を送りたいときにも「myBridge」は役に立つ。また名刺データをLINEやメール、ショートメッセージで送ることもできる。会議やプレゼン参加者の名簿作りにも活用できる。

手入力によるサービスゆえに、名刺撮影をしてからデジタル化が終了するまでには時間がかかる。とはいっても1枚あたり数分〜数十分であり、仕事の合間やオフタイム時に作業すれば気にはならない。自分の名刺を登録すると、「myBridge」でその名刺を登録したユーザーのリストが表示されるなど、オンラインコミュニケーションに長けたLINEならではの機能もある。

無料でサービスを提供し、多くのユーザーを獲得した上でマネタイズするLINEらしいアプローチといえよう。


myBridge(iPhone)

myBridge(Android)