LIFE STYLE | 2018/09/27

中東の大富豪が集まる都市ドバイ【連載】世界の都市をパチリ (25)

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宮崎大輔
1988年長野県生まれ。信州大学大学院農学研究科で修士号を取得後、2013年からJ...

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宮崎大輔

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1988年長野県生まれ。信州大学大学院農学研究科で修士号を取得後、2013年からJICAの青年海外協力隊に参加。中米パナマ共和国で農業指導を2年間行う。2015年からフリーランスになり日本、東南アジア、南米、アフリカの案件に農業コンサルタントとして従事。またノマド生活をしながら、世界中でスナップ写真やポートレート写真を撮影中。ブログ  

アラブ首長国連邦のドバイ

アフリカ出張の帰りに南アフリカのケープタウンから、アラブ首長国連邦のドバイへやってきました。通常は2、3時間の乗り継ぎ時間で日本へ帰国しますが、今回は20時間ほどの乗り継ぎ時間を確保してドバイを観光することにしました。こうすると短時間ですが手軽に観光ができるのでおすすめです。

ドバイ国際空港はハブ空港なので国際線の発着が多く、乗り継ぎを利用した観光も人気です。日本人は入国にはビザが必要なく、入国審査でも「乗り継ぎの時間を利用して市内を観光したい」と伝えればすんなりと通してくれました。乗り継ぎ観光をしたい人向けのパッケージツアーも複数あり、砂漠に行ったりベリーダンスを見たりできるようです。私はツアーには参加せずに、一人で市内を見て回ることにしました。

何でも揃うドバイ・モール

空港から最初に向かったのはドバイ・モールです。空港からの移動はメトロを利用しましたが、駅も電車もとても綺麗で驚きました。しばらくしてドバイ・モールの近くの駅に到着すると、専用通路がありモールまで直結していました。動く歩道を何本も通過すると、ようやくドバイ・モールに到着です。

ドバイ・モールの中を歩いてみると、まずはその大きさに驚かされました。このモールの大きさは東京ドーム23個分で、世界最大級の広さを誇っているそうです。なので、いくら歩いてもすべてのお店を見切れません。世界中の料理が食べられるレストラン、高級ブランドショップ、スケートリンク、水族館と世界最大の巨大水槽があり、外に出れば毎晩ショーを行う噴水もあります。モールの中には外国人観光客の姿もありますが、現地に住んでいる家族連れの姿も多く見られました。

世界一の高さブルジュ・ハリファ

ドバイ・モールを満喫した後は、すぐ隣にあるブルジュ・ハリファへ向かいました。世界一高いビルで、その高さは828メートル。日本で一番高い東京スカイツリーの高さは634mなので、その凄さがわかりますよね。せっかくなのでブルジュ・ハリファの外観の写真を撮ろうと思いましたが、あまりにも高すぎて写真に収めるのが一苦労でした。このブルジュ・ハリファは映画『ミッション・インポッシブル4』でトム・クルーズが壁をよじ登ったシーンがあるので、見たことがある人も多いのではないでしょうか。

ブルジュ・ハリファには2つの展望台がありますが、せっかくなので高い方の展望台「At The Top Sky」の入場料を調べてみると、なんとおよそ1万2,000円……東京スカイツリーの天望回廊の入場料がおよそ3,600円なので、3倍以上もお高いんです。どうしようか悩みましたが、実はドバイに着いた日は私の30歳の誕生日でした。そこで自分に向けての誕生日プレゼントという意味も込めて、展望台に登ることにしました。

ブルジュ・ハリファの展望台

At The Top Skyまでは、2台のエレベーターを乗り継いで向かいます。展望台に着くとウェルカムドリンクで出迎えてくれて、ちょっとしたセレブ気分も味わえますよ。さて、肝心の展望台からの眺めはいうと、正直に言うと、東京スカイツリーほどの感動はありませんでした。なぜかというと、砂埃が舞っていて視界が良くなかったことと、ドバイは都市の面積が狭いので遠くを見るとただの砂漠が広がっていたからです。それでもビルがライトアップされる時間帯になると、綺麗な夜景を見下ろすことができ、おかげで思い出に残る30歳の誕生日になりました。