CULTURE | 2023/05/31

村上隆のカイカイキキギャラリー、東京国⽴近代美術館など50のアートスペースが参加する アートイベント「アートウィーク東京」がさらに進化して今年も開催

文:FINDERS編集部
今年は展示作品を購入できるプログラムも
世界最大規模のアートフェア「アートバーゼル」と提携...

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

文:FINDERS編集部

今年は展示作品を購入できるプログラムも

世界最大規模のアートフェア「アートバーゼル」と提携し、東京における現代アートの創造性、多様性、コミュニティを国内外に発信する国際的なアートイベント「アートウィーク東京」が11⽉2⽇から11⽉5⽇まで都内の美術館やギャラリーで開催される。

昨年から本格的に開催した「アートウィーク東京」は、51のアートスペースが参加し、4⽇間の会期を通じて約3万2千⼈を超える参加者を記録した。

2回目の開催となる今回は、美術館やギャラリーなどのアートスペースが企画する展覧会や主要アートスペースやプログラムを巡る無料シャトルバス「AWT BUS」が運行される。

シャトルバスは、日本最古の私立美術館である⼤倉集古館を会場とした新企画の買える展覧会「AWT FOCUS」や国際的なキュレーターが厳選した映像作品を上映する「AWT VIDEO」、アーティストとのコラボレーションカクテルやシェフが⼿掛ける料理を提供する「AWT BAR」などを巡回予定。

2022年開催時に運行されたアートスペースを巡る無料シャトルバス

2022年の「AWT BAR」の様子

また、次世代のアートコレクター育成プログラムや慶應義塾⼤学アート・センターと共催し、国際的に活躍するキュレーターを招いて行うシンポジウム、⼦どもや学⽣が対象の展覧会ツアーなどのコンテンツが用意されている。

東京国⽴近代美術館や森美術館といった日本のアートシーンを代表する美術館はじめ、11美術館が参加し、日本最初の現代美術画廊である東京画廊+BTAPといった老舗ギャラリー、アーティストの村上隆が率いるカイカイキキギャラリー、2021年5月にオープンしたコタロウヌカガといった新進ギャラリーなど39ギャラリーが参加する。

展覧会やプログラムについての詳細は順次公開予定。

本イベントの共同創設者でディレクターを務める蜷川敦⼦氏は「本ローンチ以来2回⽬の開催となる今年は、現代アートは好きだけど価値や評価基準がわかりづらいという⽅々に向けて買える展覧会「AWT FOCUS」を導⼊しました。美術館で作品を鑑賞する体験と、ギャラリーで作品を購⼊する体験を合わせた新しい発想による試みです」とコメントしている。


undefined

『アートウィーク東京』
期間:2023年11⽉2⽇(⽊)〜11⽉5⽇(⽇) 
会場:都内50の美術館/インスティテューション/ギャラリー