CULTURE | 2023/03/27

リアルすぎるナウシカの「王蟲」ジブリの魅力を金曜ロードショーと振り返る展覧会が東京で開催

文:FINDERS編集部
昭和から令和にかけて200回以上放映してきた歴史を辿る
日本テレビ系の映画番組「金曜ロード...

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文:FINDERS編集部

昭和から令和にかけて200回以上放映してきた歴史を辿る

日本テレビ系の映画番組「金曜ロードショー」とスタジオジブリ作品の展覧会「金曜ロードショーとジブリ展」が6月29日から9月24日まで東京・天王洲・寺田倉庫B&C HALL/EHALLで開催される。展示は10月から富山での巡回も予定している。

これまで「金ロー」では1986年に『風の谷のナウシカ』を放映して以来、200回以上スタジオジブリ作品を放映。現在に至るまでの、スタジオジブリ作品の人気を確かなものとする重要な役割を果たしてきた(ちなみにオープニングに登場し、映写機を回す「フライデーおじさん」は宮崎駿が生み出したキャラクターだ)。

本展は同番組にてスタジオジブリ作品が放映されてきた昭和、平成、そして令和までの各時代ごとの記憶と記録を振り返り、時代を超えて愛されるスタジオジブリ作品が持つ時代性と普遍性を明らかにする。

会場には金曜ロードショーとスタジオジブリの原点となる作品『風の谷のナウシカ』に登場する腐海をリアルに再現した「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」が展示される。造形作家の竹谷隆之氏らが作成した造形物をもとに、作品のなかに登場する王蟲、大王ヤンマ、ムシゴヤシが表現される。

竹谷氏は「造形した腐海や王蟲たちを観ていただくことによって、“ちょっとコワいものでも観察すると面白い”とか、“作ることの楽しさ”がみなさんに伝わって、何か良いことのキッカケになれると幸せだなあ……と、僭越ながら思っています」とコメントを寄せている。

また2018年に富山で開催された「ジブリの大博覧会~ナウシカからマーニーまで~」のために作成された「ジブリの幻燈楼」も展示される。キャラクターをモチーフにしたガラスに光を照射すると、会場内にキャラクターたちが浮かび上がる。

そのほか、スタジオジブリ作品の主人公のようにポスターの中で撮影できるフォトスポットも設置される。

入場チケットの詳細は4月に公開予定だ。


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『金曜ロードショーとジブリ展』
期間:2023年6月29日(木)~9月24日(日)
会場:天王洲・寺田倉庫 B&C HALL/E HALL
料金:詳細は後日発表