文:FINDERS編集部
リアルな場だからこそ生じるエネルギーを吸収できる2日間
WEBメディア『designing』などを運営する株式会社インクワイアは、デザイナーやクリエイターのためのデザインフェスティバル『Featured Projects - Design Festival 2023 -』を4月8日・9日にコクヨ東京品川オフィスで開催する。
本イベントは「よいものづくりは、明日を拓く」をテーマに、当日はデザインの時流を組み込んだトークセッション、ミートアップ、ワークショップ、展示、クリエイターズマーケットを実施。個人の知名度や属性に関係なく素晴らしい作品やクリエイターをフィーチャーすること、オフラインだからこその人・作品との新たな出会いを通して、創造的なエネルギーを発露することを目指す。
トークセッションではデザインスタジオ経営者、グラフィックデザイナー、プロダクトデザイナー、ファッションデザイナー、建築家、アーティスト、弁護士、編集者などさまざまな分野のものづくりに関わるスピーカーが登壇する。
1日目の12:10から「変化しつづける“場”の意味を問い直す」では、DAIKEI MILLS / SKWATの中村圭佑氏、TOKYO ART BOOK FAIR プロジェクトマネージャーの東直子氏、コクヨ 経営企画本部クリエイティブ室の安永哲郎氏、水星 代表取締役CEOの龍崎翔子氏が登壇。コロナ禍によってリアルの「場」が持つ価値が変化するなか、今後どのような方向に向かい、どのように向き合うのか、空間・文化・クリエイティブなどの視点から語り合う。
2日目の14:50から行われる「私たち、そして地球によいものづくり」では、カリモク家具 取締役副社長の加藤洋氏、資生堂 デザイナーの渡辺真佐子氏、ゴールドウイン ニュートラルワークス事業部長の大坪岳人氏が登壇。あらゆるものづくりにおいて「つくる責任」が無視できなくなった昨今、何ができて何をすべきなのか。サステナビリティ・社会的責任の観点から、「よいものづくり」を考える。
また1日目の15:00からはミートアッププログラム「若手クリエイターの、今日までを拓いてきたものづくり スピンオフ・ミートアップ」が行われる。こちらは同日行われるトークセッション「若手クリエイターの、今日までを拓いてきたものづくり」の登壇者からファッションデザイナー 刺繍作家の田中大資氏、HUG 編集者・アートディレクターのharu.氏、VeAble 映像ディレクター / VFXアーティストの涌井嶺氏の3人が登場し、イベント参加者と直接交流できるコーナーとなっている。
実践の場として用意されているワークショップでは、2月27日現在では1日目に行われるグラフィックデザイナーの小林一毅氏によるワークショップ「かたち・心との対話」の実施が発表されている。受講者が制作活動を今後も続けていくことを念頭に「かたちを描く」という行為を通じて些細な心の変化を感じ取りながら興味との向き合い方について考える内容となっている。
クリエイターによる雑貨、ポスター、ZINE、テキスタイル、陶芸、植物、食品など分野を横断した約50組の出展者によるさまざまな商品が販売されるクリエイターズマーケットや「明日を拓く作品」をテーマに、17組のクリエイターがそれぞれ飛躍するきっかけになった作品の物語と新しい可能性を拓く作品(新作展示も2点予定)を展示するプログラムも行われる。
参加には事前申し込みが必要で、クリエイターズマーケットと展示のみ無料で参加が可能。それ以外のプログラムは有料でチケット購入が必要になる。
プログラムの追加情報などは3月初旬までに公式サイトに公開される。
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『Featured Projects - Design Festival 2023 -』
日時:2023年4月8日(土)、9日(日) 12:00~19:00
会場:コクヨ東京品川オフィス「THE CAMPUS」
料金:
クリエイターズマーケット・展示 無料
トークセッション 各2000円、学生1500円
ミートアップ・ワークショップ プログラムごとで値段が異なる
※すべて事前予約必須