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愛犬の治療費のため、8歳の男の子が大切なポケモンカードを路上で販売。それを知ったポケモン米国本社が粋な計らい
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  • 2021.06.15
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愛犬の治療費のため、8歳の男の子が大切なポケモンカードを路上で販売。それを知ったポケモン米国本社が粋な計らい

Photo by Shutterstock

文:藤井咲希

自分の大切なものを犠牲にして誰かを助けるというのは、大人であってもなかなかできることではない。

アメリカに住むある少年の行動が、多くの大人たちの心を動かしたと話題になっている。子どもの純粋な愛と優しさに、きっとあなたも何か感じるものがあるはずだ。

自分の宝物と引き換えに、大切な子犬の命を守りたい

米国バージニア州レバノンに住む男の子、ブライソン・クリーマン君(8歳)は、子犬のブルースを飼っており、いつも仲良く一緒に遊んでいた。

5月のある日、ブルースは明らかに元気がなく、調子が悪そうだった。ブライソン君の母親キンバリーさんがブルースを動物病院に連れていくと、子犬にとって致死率の高い危険な病気である「犬パルボウイルス感染症」と診断。700ドルもの治療費がかかることがわかった。しかし、ブライソン君の家には、高額な治療費を払うほどの余裕がなかった。そこでブライソン君は、ブルースを救うべく、お金を集める方法を思い付いた。

熱心なポケモンファンだったブライソン君は、なんとこれまで集めてきた大切な宝物であるポケモンカードのコレクションを売って、ブルースの治療費に充てることに決めた。家の外に看板を立て、スタンドを設置し、ポケモンカードの販売を開始したのだ。ブライソン君は「みんなポケモンカードを好きだと知っているので、売ることにしたんです」と『WCYB』の取材に語った。

さらに、息子の行動に心打たれた母親のキンバリーさんは、クラウドファウンディングサイト『GoFundMe』で資金を募った。すると開始からすぐに目標金額の800ドルを達成。現在まで200人以上が寄付し、約2万3000ドル(約250万円)以上を調達している。

ブルースは無事、1週間の治療を受けることができ、ブライアン君と再会を果たした。今回集まった資金は、ブルースの治療の他、将来の予防接種、そして病気で苦しむ地域の犬たちの医療費に使われる予定だという。

次ページ:ポケモン米国本社がレアカードのプレゼント

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