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「私はコロナだ」とツイートし業務妨害で逮捕のメルカリ社員35歳、裁判で明かされた被告人の半生【連載】阿曽山大噴火のクレージー裁判傍聴(23)
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  • 2021.03.18
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「私はコロナだ」とツイートし業務妨害で逮捕のメルカリ社員35歳、裁判で明かされた被告人の半生【連載】阿曽山大噴火のクレージー裁判傍聴(23)

調書にサインした理由

Photo by Shutterstock

弁護人「21時14分。“濃厚接触の会”これは?」

T被告人「メディアで多人数の飲み会は濃厚接触になるのでやめましょうと言われていて。楽しく飲んでいるときに流行言葉、時事ネタという投稿しました」

あくまでのギャグだったようです。面白いか否かは人それぞれの感性によって相違はあるでしょうけど、冗談として世界に発信されたものだったと。

弁護人「店への嫌がらせじゃないんですか?」

T被告人「もしそうなら店名を出すでしょうし、ツイートをツリーにして、分割しなかったと思います」

ツイッターには複数の投稿が一連のものにつながるツリーという方法があって、それを使った方が効果的に店への嫌がらせになるはずだという見解です。

弁護人「でも一つ目と、二つ目の投稿をつなげて見られたら、変に取られるとは思わなかった?」

T被告人「考えてませんでした」

うっかりな性格というアピールはあったので、深く考えずにつぶやいてしまったんでしょう。

弁護人「7月29日に逮捕。どんな取り調べでした?」

T被告人「犯意についてあいまいな部分があると言われました。嫌がらせのつもりはなかったので困ったなと思いました。故意があると言わないと帰してもらえないのかなと」

弁護人「故意の説明ってありましたか?」

T被告人「ありました。『Tさんね、ふざける意図があったんじゃないですかね。楽しませる一面もあるし、傷つく人がいる一面もありますよね』と。確かにふざけているのは否定出来ないので」

弁護人「調書にサインした理由は何ですか?」

T被告人「法律の専門家である検察官に言われたり、(否認すると)示談を取り次いでもらえないとか、会社名も出て報じられたので…」

半ば強引ってほどじゃないけど、罪を認めて渋々サインしちゃったということらしい。

これで弁護人からの質問は終了で、次は検察官からの質問です。次回に続く。


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