ITEM | 2020/10/20

こぼした飲み物・食べ物を吸い取る「魔法の掃除機」現る。もちろんホコリや髪の毛も逃さずキャッチ

文:赤井大祐
秘密は特殊な"ローラー"
「掃除機」といえばどの家にもある定番の掃除道具だ。しかし「掃除」という言葉を...

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文:赤井大祐

秘密は特殊な"ローラー"

「掃除機」といえばどの家にもある定番の掃除道具だ。しかし「掃除」という言葉を冠しているわりに、吸い込めるのはせいぜい細かいチリやホコリ、髪の毛ぐらいといったものだろう。では掃除機で吸い取れない食べ物や飲みものなど、液体を含むゴミはどうするかというと、雑巾を絞りせっせと拭き取らなければならないわけだ。

そこで、使いたいのが「WYPE」だ。従来の掃除機の機能に加え、液体などを拭き取るモップ掛け機能、そしてセルフクリーニング機能を備えた、まさに「掃除機」の名にふさわしいまったく新しいアイテムといえるだろう。

やはり注目したいのはモップ掛け機能。水や牛乳などの粘性の低い液体だけでなく、卵の黄身、ソースなどの粘性の高い液体、そしてお粥、食べかけのシリアル、果てはラーメンなど、液体と固体が混ざりあったものでも、一息に掃除することができるというから驚きだ。

また、床に薄く積もったホコリなど、従来の掃除機では取り切れず、雑巾がけをする必要があったものもこれ一つでまとめて掃除可能だ。

秘密はWYPEのヘッドに搭載された独自開発の特殊ローラー。WYPEは従来の掃除機のような吸引機能を持たない代わりに、弾力性、吸水性に優れたポリマー素材などでできているローラーを使い、細かいホコリから液体まで巻き取っていく。イメージとしては超高性能なモップ、というところだろうか。なおローラーの交換目安は半年から1年程度。

肝心のゴミ捨て機能もよく考えられている。液体を吸い込むとなると、内部にゴミ捨て用バッグが仕込まれており、買いだめしたバッグをいちいち交換しなければならないのでは、なんて考えるが、心配ご無用。付属のステーションにWYPEをセットすると、ステーションのタンクに入れておいた水が流れ込み、WYPEの内部を洗浄。巻き込んだゴミはゴミ受けトレーがキャッチし、汚水はそのままステーションの汚水タンクへと排出される。これが冒頭に述べたセルフクリーニング機能の正体だ。

ステーションからはもちろん充電も可能。バッテリーは満充電までに90分とやや長めだが、連続でなんと60分間も使用可能。よほど広い家でなければ、バッテリーの持ちを気にせず隅から隅までピカピカにできるだろう。

他にも、騒音レベルは60dB程度と従来の掃除機と比べても低めなことや、上下左右への自由な首振り、立て掛け不要な自立機能、メンテナンスの簡便性など、とにかくかゆいところに手が届く作りとなっており、メーカーの本気度が伺える。

現在CAMPFIREにて、19800円から購入可能。なおローラーなどの消耗品はAmazonや楽天市場、家電量販店で購入することができるとのこと。

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