ITEM | 2020/08/28

ウルトラマンカラーも登場。超軽量11kgの3Dプリント電動アシスト自転車「Superstrata」に憧れる!

文:武者良太
M78星雲にちなんで78台限定
今、海外のクラウドファンディングIndiegogoで大ヒット爆進中のア...

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文:武者良太

M78星雲にちなんで78台限定

今、海外のクラウドファンディングIndiegogoで大ヒット爆進中のアイテムがある。プロジェクト開始後24時間以内に100万ドルの支援額を集め、現在は556万ドル(約6億円)を超えてさらにファンと支援が集結しているスポーツサイクル&電動自転車の「Superstrata」だ。価格は1499ドル (約16万円)(スポーツサイクル)/1999ドル(約21万円)(電動自転車)と高い商品に思えるが、そのスペックを考えるとSuperstrataのリーズナブルさは群を抜いている。

いままでは白、黒、赤など、基本的には1色塗装のフレームが選べたが、有料オプションとして美しいグラデーションカラーを身にまとったPremium Colors Upgrade(+249ドル=約2万6000円)が提供された。さらに今回、アメコミの大御所マーベルとコラボするウルトラマンのカラーフレームも+299ドル(約3万2000円)というクラウドファンディング限定割引価格で選べるようになった。

ご覧頂きたい、この格好良さを。漆黒のディープリムホイールやシート、ハンドルに、初代ウルトラマン2トーンな赤/銀のカラーリングがグッと映える! 改めて感じることだが、自転車というアーキテクチャにとってフレームカラーは大事。高価でも買ってしまいたくなる魅力がある。

M78星雲にちなんで78台限定。すでに支援済みの人であっても、アップグレードパッケージの追加注文が可能だ。

自転車としての説明もしよう。大型の3Dプリンタを用いることで、カーボン素材のシートチューブレスなフレームをなんとワンピースでプリント。軽量化を極めつつも、サイクリストの体型やライディングスタイルに合わせてフレームサイズ・形状を50万通りからオーダーメイドできる、まさに「未来のスタンダード」といえる自転車といえる。

フレームの質量は1.3kgで、1kg未満のハイエンドロードフレームと比較すると重い、と感じるかもしれない。しかし各パーツを組み合わせた時の、トータルでの質量は人力で漕ぐスポーツサイクルSuperstrata Cで7.5kg、電動アシストユニットが組み込まれたe-Bike版Superstrata Eで11~12kgに収まっている。

このコンポーネントが、ストイックさを追求するレーサー志向のロードバイクスタイルだけではなく、クロスバイクやシティバイクのようなスタイルに仕上げられるというのも大きなポイントだ。街乗り用で近所のコンビニにも気軽に行けるハイスペックな自転車だからこそ、500万ドル超えというスコアを叩き出しているのだろう。


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