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離れ離れに暮らしていた5人兄弟を引き取った夫妻、愛に溢れた家族の誕生をパレードで祝福
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  • 2020.08.03
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離れ離れに暮らしていた5人兄弟を引き取った夫妻、愛に溢れた家族の誕生をパレードで祝福

文:滝水瞳

10人家族になった一家

米国テキサス州スプリングに住むトーマス・ボヌーラさんとアンディ・ボヌーラさん夫妻は今年5月6日、5人の兄弟全員を養子にすると正式決定した。新しい家族となったのは、トーマス君(8歳)、カーター君(8歳)、デイビッド君(6歳)、ガブリエルちゃん(4歳)とブライソン君(2歳)。夫妻の実子であるジョーイ君(11歳)とサディちゃん(10歳)、ダフネちゃん(8歳)の3人を含む総勢10人家族の誕生だ。

アメリカの里親制度下では、兄弟姉妹が離れ離れになり別居することが多い。『FOX26』によれば、別々の家族に引き渡された養子たちは、やがて互いに連絡が取れなくなるケースもあるという。5人の兄弟も例にもれず離れ離れの生活を余儀なくされていたが、今回一緒に過ごしたいという兄弟の願いと、大勢の子どもが欲しいと希望した夫妻の思いが重なり、幸せな家族の形が生まれた。

妻のアンディさんは『Good Morning America』の取材に「子どもたちは多くのことを乗り越えてきましたが、彼らは最高に可愛い。素晴らしくて、忍耐強い」と語っている。

子どもを切望していた夫婦

ボヌーラ夫妻は長年子どもが欲しいと切望していた。第一子は、長期にわたる不妊治療の末ようやく妊娠したものの流産に。その後、双子のエリ君とジョーイ君を授かるが、妊娠15週目(妊娠4カ月)で誕生し、エリ君はNICU(新生児集中治療室)で亡くなった。一方のジョーイ君は脳性麻痺と視覚障害を患い、11歳になった現在も手話で会話をしている。

その後、娘サディちゃんとダフネちゃんが誕生。娘らも早産だったことを理由に、夫婦はさらなる出産を断念し、2017年に里親になる資格を得た。そして同年11月、地元の児童センターからサポートを受け、当時新生児だったブライソン君を養子に引き取った。

ところが間もなくブライソン君に兄と姉、デイビッド君とガブリエルちゃんがいることを知った夫婦は、すぐに2人も養子にすることを希望。さらにその後、兄である双子トーマス君とカーター君が弟たちに会いに夫婦を訪ねるようになった。兄弟たちが一緒に暮らしたいと思っていることは明らかだったという夫妻。兄弟らが「僕たち、一緒に暮らせませんか?」と聞いてきた時は、とても愛らしく感じたという。のちに両親が親権を終了させることに同意しているという連絡が入り、「親権を望みますか」という電話を受けたとき、夫妻は即座に「はい」と答えた。

次ページ:家族、友人らの企画で車での祝賀パレードも

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