文:山田山太
英北部スコットランドのネス湖に住む未確認動物・ネッシーと言えば、20世紀最大のミステリーとして、長らくオカルトファンの間でその存在が議論されてきた。
最近はすっかりと話を聞かなくなっていたが、とある男性が撮影した一枚の写真をきっかけに今、再び注目を集めている。
写り込んだ巨大な生き物
英国サウサンプトンに住むスティーブ・チャリスさんは、昨年9月、休暇を使ってネス湖のほとりの観光スポット、アークハート城を訪れていた。大勢の観光客を避け、空いている場所まで移動したスティーブさんは、なにやら水面にさざ波が立っていることに気がついた。不思議に思ったスティーブさんが写真を撮り始めると、なんと大きな生き物の背中が水中から現れた。スティーブさんは生物の撮影に成功した。
その生物の大きさは10mほど離れた位置から確認する限り、全長2.5mはあったという。これが事実であれば、まさしくネッシーと言えるかもしれない。
Facebookで大きな反響
スティーブさんはこの時撮影した大量の写真を見返すことができなかったが、今年に入り新型コロナウイルスによるロックダウンの期間を使い、時間を取ることが出来たという。
そして今年、ネッシーの写真をFacebook上に投稿すると、多くの人が「ネッシーではないのか?」とコメントを寄せた。場所が場所なだけに、もしや、と期待する人も多かったのだろう。
しかし、スティーブさんは至って冷静。『Dairy Record』の取材に、「私が撮影したのはナマズか、海から上がってきたアザラシとかだと思います」とコメント。さらに、「私はネッシーを信じていないですし、もし本当に存在するなら、目撃情報についてもっと論理的な説明があるはずです」と加えた。