ITEM | 2020/06/18

いつでもどこでも印刷可能。インクもケーブルもいらないモバイルプリンター「BP-F400」

文:武者良太
感熱式でインクタンクの交換不要
いまだ楽観視はできないが、新型コロナ禍が一段落した現在。アフターコロナ...

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文:武者良太

感熱式でインクタンクの交換不要

いまだ楽観視はできないが、新型コロナ禍が一段落した現在。アフターコロナの時代を迎えつつある中、オフィスに行くのは週1~2日で、あとはテレワークでの業務とする会社も増えてきている。

ここで問題となるのが、コピー機やプリンターのような事務機器。ペーパーレスを進めている企業も多くなっているとは言え、いまなお印刷物が必要なシチュエーションは多いし、これらを備えているという家庭は限られているだろう。

出社した時にコピー・印刷作業を進められるのであればいいのだが、テレワーク中に資料を郵送しなければならないときのために、プリンターは手元に用意しておきたい。

ここでおすすめしたい製品が、キヤノンが新たに発売を予定しているモバイルプリンター「BP-F400」だ。

254✕55✕30mm・約580gの小型軽量サイズながら、A4サイズのモノクロプリントに対応。Bluetooth、Wi-Fi、USBによる接続が可能で、連続印字枚数600枚を可能とするバッテリーを内蔵。

そして感熱紙を使用するサーマルプリンターであることもポイントだ。インクジェットプリンターのようにインクカートリッジを交換する必要はなく、インクづまりもない。

本来は施設メンテナンス業における作業報告書や、金融業における契約書や約款、訪問診療業の診療報告書など、現場で即座に帳簿などの印刷を可能とするための業務用モバイルプリンター。バッグに入るサイズ、かつワイヤレスで活用できる。モバイルワークでの業務効率化を支援するアイテムだ。

自宅で使うにしても、コンパクトかつバッテリー内蔵である「BP-F400」はメリットが多い。日常的に使う機器ではないからこそ、必要な時、必要なだけ印刷をしたら、棚の空きスペースなどに収納しやすいのだから。個人的にも、大きなプリンターからインクジェットタイプのモバイルプリンターに買い替えたら、デスクの上をスッキリとさせることができてQOLが向上した。

なお「BP-F400」の発売は年末の予定で価格はオープンプライス。今すぐ必要な方は、同様の機能を持つブラザーのPJ-773(Wi-Fi対応)、PJ-763(Bluetooth対応)を狙ってはどうだろうか。


モバイルプリンター BP-F400