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娘を抱きしめるため、出産を2週間早めた末期がんの父親。夢を叶えた48時間後、天国に旅立つ
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  • 2020.05.22
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娘を抱きしめるため、出産を2週間早めた末期がんの父親。夢を叶えた48時間後、天国に旅立つ

文:西田美樹

子どもを授かることは人生最大の喜びである一方、愛する家族との死別は人生最大の悲劇だ。

そんな喜びと悲劇が同時に訪れたある家族に今、支援の手が差し伸べられている。

待望の赤ちゃんを授かるも、末期がんが発覚

英国サットン・コールドフィールドの中等学校で体育教師として働き、生徒たちにも好かれる存在だったジェイミー・ハンターさん(38歳)は、妻のベッキー・フリントさんと幸せな生活を送っていた。夫婦は2019年、待望の赤ちゃんを授かり、喜びと希望に満ちあふれていた。

しかし同年10月、ジェイミーさんは脇腹にひどい痛みを感じ病院へ。『Birmingham Mail』によると、精密検査を経て、今年3月に腎臓がんだと診断されたという。4月にはがんが肝臓にも広がり、手の施しようがない状態だと告げられた。

赤ちゃんの誕生予定日は5月末。このままではジェイミーさんの命がもたないかもしれない。そこで、夫婦は思い切った決断をした。余命少ないジェイミーさんがなんとか我が子に会えるよう、出産時期を2週間早めることにしたのだ。

生まれたばかりの娘を抱きしめたのも束の間

そして5月11日、女の子の赤ちゃんが無事に生まれた。父親となったジェイミーさんが、この上ない笑顔で生まれたばかりの娘を抱きしめた。幸せの瞬間だ。しかしこのわずか48時間後、ジェイミーさんは最愛の家族を残して、天国に旅立った。

ジェイミーさんが生前マネージャー兼コーチをしていた地元のサッカークラブ「サットン・ユナイテッドFC」は、Facebookを通じて「私たちが愛するジェイミーの死を発表しなければならないのは、最も深い哀しみです」と彼の死を悼むとともに、ジェイミーさんがかつて選手としてチームに貢献してきたことや、さまざまな年代のチーム運営に携わり、コーチングに熱心に取り組んできた功績を讃えた。

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