CULTURE | 2020/04/17

東大卒占い師・ムンロ王子の占いはなぜ当たる? 人生相談連載が始まるので本人に直接聞いてみた

東大法学部卒の人気タロット占い師、ムンロ王子。IT会社社長、シャンソン歌手としての一面も持ち合わせおり、独特のオネエキャ...

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東大法学部卒の人気タロット占い師、ムンロ王子。IT会社社長、シャンソン歌手としての一面も持ち合わせおり、独特のオネエキャラで、テレビ番組や雑誌に引っ張りだこの占い界のニューカマーだ。

“ハイブリッド・パフォーマー”を名乗り、これまで1万2000人以上を鑑定。昨年の日本ダービーでは万馬券を見事的中させた。

そんなムンロ王子の連載がFINDERSでスタート。「なぜか当たる」と評判のタロット占いと多岐にわたる経験で、読者の悩みにズバッと切り込む人生相談コーナー「ムンロ王子の当たりすぎるタロット人生相談」が始まる。

そこで、ムンロ王子に占ってほしい!というFINDERS読者から相談内容を募集する。あなたの今直面している悩みを、こちらのフォームから投稿していただくか、あるいは名前(仮名可)・性別・年齢とともにmunro@cnsmedia.jpにメールしていただきたい。

今回は第0回前編として、謎多きムンロ王子の素顔に迫るべく、編集長の米田と対談を行った。

聞き手:米田智彦 構成:平田提‬ 文:岩見旦 写真:NOJYO

ムンロ王子

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東京大学法学部卒の異色のタロット占い師(パワータロット・カウンセラー)。その他IT会社社長をはじめ、シャンソン歌手、朗読劇プロデューサーなど、さまざまな顔をもつハイブリッド・パフォーマーとしても知られている。朝日カルチャーセンター他、都内カルチャー教室におけるタロット占い講座を展開して、これまでに生徒数は100人を超える。

メイクは女性と向き合うための「鎧」

米田:まずムンロ王子というキャラクターが誕生した経緯をお聞きしたいです。

ムンロ王子: 2011年頃、タロット占いを3000人ぐらいやっていた時に、テレビ埼玉さんから出演の依頼が来て。テレビに出るのでどうしようか兄に相談したら「お前絶対本名で出るなよ」って。「何で?」と訊くと、「子どもがいじめられる」って言うわけ(笑)。

米田:その時はまだ王子としてのお姿ではなかった?

ムンロ王子:すっぴんでした。それで名前と一緒に顔も変えちゃえと思って。それでメイクアップアーティストの友達に頼んで、メイクの仕方教えてもらって。最初にイメージしたのは、『リボンの騎士』のサファイア姫。そこからイメージを発展させて、ナヨナヨしてる男性が、親がしっかりしろと育てようとするけど、だんだん同性の男性に恋をして女性っぽくなっていく……みたいなイメージで、ムンロ王子を作ったんです。

米田:ご自身の中ではムンロ王子はひとつのキャラクターなんですか?

ムンロ王子:そうですね。メイクをして衣装を着ている内にだんだん馴染んでくるというか。最後に口紅を塗るんですけど、その瞬間に人格が変わるんです。私は女装と言われることがあるんですけど、そうじゃなくて中性。性を消してるんですよね。占いではひとりの女性と向き合ってディープな話をするわけですけれど、そういう時に、サラリーマンみたいな格好をしていると、女の人は身構えちゃうわけ。「この人は私より年上なの?年下なの?」「男性なの?女性なの?」みたいな、境界線を分からなくさせちゃって、相手に先入観を与えない、警戒心を持たせない、そういう意味もあります。要は女性と対峙するためのひとつの道具というか、鎧なんです。

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