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9歳の男の子がYouTubeで覚えた救命法で、アメを喉に詰まらせ窒息しかけたいとこの命を救う
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  • 2020.02.21
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9歳の男の子がYouTubeで覚えた救命法で、アメを喉に詰まらせ窒息しかけたいとこの命を救う

Photo by Shutterstock

文:chopsticks

「うちの子、YouTubeばかり観ていて……」そんなふうに愚痴をこぼす親御さんは最近少なくないだろう。

しかし、YouTubeは教科書では学ぶことができない知恵を子どもに授けてくれることもあるようだ。

YouTubeで見たハイムリック法を実践

米国テネシー州でヒヤリとする事件が起こった。3歳の男の子コナー・ハーモン君が、『ライフセイバーズ』というアメを喉に詰まらせてしまったのだ。ハーモン君はただただ泣いたり足を踏み鳴らしたり、のどを抑えたりするばかり。大人たちもコナー君を逆さにしたり背中を叩いたりして必死に飴を吐かせようとしたが、うまくいかない。

苦しむコナー君と取り乱す大人たちの様子を見ていた、コナー君のいとこに当たる9歳のティモシー・プラーター君は「その方法ではダメだ」と言い、驚きの行動に出た。ティモシー君はコナー君を膝の上に乗せ、抱きかかえるようにして両手を組み、拳でコナー君の横隔膜を押し上げるように何度か圧迫した。すると数分後、コナー君の喉から見事にキャンディが飛び出した。

これは、ハイムリック法といい、窒息しかけた患者を救うために医療現場でも用いられている応急処置法だ。

YouTubeのCEOも反応

しかし、なぜ9歳の男の子がハイムリック法を知っていたのか。『WREG』の取材によると、ティモシー君はYouTubeで見たハイムリック法のビデオや小学校のカフェテリアに貼られていた窒息しそうな人を救う手順が描かれたポスターを思い出し、実践したのだそう。「助かったことがただただ嬉しい」とハニカミながら答えるティモシー君。

ティモシー君の母親クリスティーナ・プリザーさんも「私はティモシーが賢く、やるべきときにはやれる子だと知っていました。ただ、とても内気なので、彼が大活躍する日が訪れるとは思っていませんでした。あの状況を打開するために何をすべきか、よく知っていたのですね」と『WBBJ』に誇らしげに語った。

このニュースに、YouTubeのCEOスーザン・ウォジスキ氏も反応。「YouTubeには窒息した場合の対処法など、貴重な動画がたくさんあることを覚えておいて下さい」と自身のTwitterに投稿した。

知識は宝というが、それはYouTubeから得られる知識にも言えることのようだ。今、YouTubeに夢中になるわが子に頭を抱えているという親御さんも、少しだけ目を瞑ってみてはいかがだろうか。もしかすると、教科書では学べない、生きた知識を手に入れているかもしれないのだから。


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