ITEM | 2018/05/01

メモ帳にも書類閲覧にも使えるA5サイズのデジタルペーパー「DPT-CP1」

文:三浦一紀
A5サイズになって可搬性がアップした次世代ペーパー
ソニーは、A5サイズの電子インク採用のデジタルペー...

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文:三浦一紀

A5サイズになって可搬性がアップした次世代ペーパー

ソニーは、A5サイズの電子インク採用のデジタルペーパー「DPT-CP1」を6月上旬より発売する。

ディスプレイには白地の黒文字の10.3型高解像度電子ペーパーを採用。解像度は1404×1872ドット。16段階のグレースケールとなっている。タッチパネルに対応しており、充電式のスタイラスペンが付属する。本体は16GBのメモリーを内蔵。11GBが使用可能領域となっている。重量は約240g、薄さは約5.9mm。

対応するファイル形式はPDF。閲覧だけでなくスタイラスペンで書き込みをすることができる。ディスプレイ表面は薄型のスリップパネルとなっており、紙のような自然な書き味を実現。2つのPDFファイルを並べて表示させることができるので、効率的な作業もできる。

専用アプリ「Digital Paper App」を使用すると、パソコンと連携しPDFファイルの送受信が可能となる。また、各種クラウドサービスやサーバーと連携することもできるので、あらゆるデバイスとPDFファイルを同期可能だ。くわえて、パソコン上で作成したファイルをPDFファイルとして印刷紙DPT-CP1に転送するといったこともできる。

そのほか、欧米の暗号規格に準拠した方式で本体内データを暗号化し情報漏洩を防止。また、NFCによるロック解除機能も搭載している。

すでに発売されているA4サイズの「DPT-RP1」と併売される。発売予想価格は70,000円(税抜)。


DPT-CP1