FINDERS

スタンプでもらえる「餃子の王将」オリジナルグッズの破壊力がすごすぎる。たまらず担当者に話を訊いてみた
  • BUSINESS
  • 2019.12.06
  • Twitter
  • facebook
  • LINE
  • はてブ!

スタンプでもらえる「餃子の王将」オリジナルグッズの破壊力がすごすぎる。たまらず担当者に話を訊いてみた

取材・文:6PAC

アラーム音で謎の昭和歌謡が流れる目覚まし時計

スタンプを集めることで、何かが貰えるキャンペーンは私たちの生活に身近なものである。なかなかスタンプが集まらず、結局何も貰えないことが多いものだが、集めること自体が楽しくなってしまってついついカードを貰ってしまうという人も多いであろう。

株式会社王将フードサービスが運営している「餃子の王将」も、2017年以降「ぎょうざ倶楽部 お客様感謝キャンペーン」というスタンプキャンペーンを毎年実施している。2020年版今年6月にスタートした。

スタンプを集めることで、割引券やオリジナルグッズが貰えるのだが、スタンプ50個で貰えるオリジナル音声目覚まし時計の破壊力がすさまじい。

こちらの動画ツイートで確認できるように、この目覚まし時計は文字盤の数字部分が餃子の王将の一品料理となっている。さらにアラーム音の代わりに聞こえてくる謎の昭和歌謡。しかもデュエット曲である。投稿主は「こんなん朝笑ってまうわ」とつぶやいているが、これで起こされたら気力がみなぎる前に脱力しまくって、満員電車に乗って出かける気力も一気に失せるのではないか。

一瞬高級ブランドに見間違えそうなスマホケース

そしてスタンプ50個で貰えるもう一つのオリジナルグッズが、一瞬高級ブランドに見間違えそうなスマホケースだ。良く見ると餃子の王将ロゴや一品料理が散りばめられている。これはきっと、高級ブランドだと思った人に二度見させて、実は王将だったという刷り込み効果を狙ったマーケティングの高等戦術であろう。このキャンペーンの背後には恐らく相当なやり手の存在があるに違いない。そう思い、王将フードサービスの広報担当者に話を訊いてみた。

単刀直入に誰がオリジナルグッズを企画したのか訪ねてみると、「基本的に社内の販促マーケティングチームで企画しています」との答えが返ってきた。続けて、「目覚まし時計については、店舗で使用している壁掛け時計があるのですが、多くのお客様から“欲しい”というご意見を頂戴したため、それをモチーフにしたミニチュア版として目覚まし時計を製作し、キャンペーンの賞品としました。前述の壁掛け時計をモチーフに、女性にもかわいいと思っていただけるデザインにしました。また、流れる歌は、生餃子の美味しい焼き方をフィーチャーした“二人の餃子”というデュエットソングで、朝この歌を聴くことで、“今日は餃子にしよう”と思っていただきたいと考えました」と話してくれた。

(朝からこの曲を聴いて「今日は餃子にしよう」と思うかは、はなはだ疑問ではある。そもそも脱力しすぎて「餃子を食べよう」という気力すらなくなりそうだ)

オリジナルグッズは、スタンプ35個で貰える令和記念ロゴ入りラーメン鉢とオリジナル保冷・保温トートバック、スタンプ50個で貰えるオリジナル音声目覚まし時計とオリジナルスマホケースの計4種類。オリジナルグッズはすべて数量限定とのことだが、数十万個単位で用意したそうだ。

スタンプ捺印は12月15日まで!

実際にスタンプカードを交換したお客さんがどれだけいるのかと訊くと、「現在時点では、ぎょうざ倶楽部会員カード(スタンプ25個以上・会計が毎回5%オフになる)を含む景品と交換された方は約80万名を見込み、スタンプ5個・15個の無料券・割引券のみの交換を含めると100万名を超える方に交換いただいています」と大盛況のようだ。オリジナルグッズをゲットしたお客さんからは、「餃子が食べたくなる」や「朝から笑ってしまった」などの声が届く。「たくさんの方が興味を持って話題にしていただき、大変うれしく思います」とは広報担当者の弁。

スタンプは500円毎に1個押印されるのだが、冷静に考えるとオリジナルグッズをゲットするにはスタンプ35個を貯めるのに最低1万7500円、スタンプ50個を貯めるには最低2万5000円をで使わなくてはならない。リーズナブルなメニューが多い中でそれだけ消費するのは結構長い道のりのような気がする。効率的なスタンプの集め方はないのか訊いてみると、「ご家族や職場の仲間など、複数人でお食事・ご宴会などの場としてご利用いただくと、一気に貯まりやすいです。また期間限定で“スタンプ2倍押し”のキャンペーンも実施する場合がありますので、その機会も利用していただければと思います」と説明してくれた。

「ぎょうざ倶楽部 お客様感謝キャンペーン」は、「来年実施するかどうか、およびオリジナルグッズの内容につきましては現在検討中です」だという。実施することになればオリジナルグッズのラインナップは心機一転ということになるのだろうか。ロゴ入りラーメン鉢だけではなく、自宅でも餃子の王将気分が味わえる食器セットなどがあれば楽しいのではないか。これをそのまま担当者に提案してみると、「実は2017年の創業50周年を記念したキャンペーンで、ラーメン鉢以外の食器もプレゼントしていました」とのカウンターパンチ。「賞品は毎年変わっているため、今後別の食器を賞品とさせていただく可能性もあるかもしれません」とのことだ。

最後に毎年「ぎょうざ倶楽部 お客様感謝キャンペーン」を楽しみにしているお客さんに向けてのメッセージをお願いした。

「いつも餃子の王将をご愛顧いただき誠にありがとうございます。今後もお客様により美味しく、より楽しく当社店舗をご利用いただけるような企画を考案してまいります」。


2020年版ぎょうざ倶楽部 お客様感謝キャンペーン公式サイト

  • Twitter
  • facebook
  • LINE
  • はてブ!

SERIES

  • 新型コロナウイルス関連|まとめ|COVID-19
  • あたらしい意識高い系をはじめよう|倉本圭造|経営コンサルタント・経済思想家
  • 高須正和の「テクノロジーから見える社会の変化」|高須正和|Nico-Tech Shenzhen Co-Founder / スイッチサイエンス Global Business Development
  • ブックレビュー
  • 令和時代のオープンイノベーション概論|角勝|株式会社フィラメント代表取締役CEO
  • 松崎健夫の映画ビジネス考