MacBook Pro 13インチモデル
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またしても何の前触れも無く、MacBookシリーズのアップデートが発表された。
今回刷新されたのは、「MacBook Pro 13インチモデル」と「MacBook Air」の2機種。なかでも印象的だったのは、MacBook Pro 13インチモデルからTouch Bar無しモデルが消滅してしまったことだ。
伊藤僑
Free-lance Writer / Editor
IT、ビジネス、ライフスタイル、ガジェット関連を中心に執筆。現代用語辞典imidasでは2000年版より情報セキュリティを担当する。SE/30からのMacユーザー。著書に「ビジネスマンの今さら聞けないネットセキュリティ〜パソコンで失敗しないための39の鉄則〜」（ダイヤモンド社）などがある。
Touch Bar無しモデルが消滅したMacBook Pro 13インチ
MacBook Pro 13インチモデル
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キーボードのファンクションキー部分に配置されたTouch Barには賛否両論があり、あえてTouch Bar無しモデルを選択するユーザーもいただけに、Appleの今回の判断にはちょっと驚かされた。
その他の目立つ変更点としては、エントリーモデルの画面も自動的に色温度の調節をしてくれるTrue Tone対応になったこと、Touch Bar搭載により全モデルにApple T2 Securityチップが搭載されたことがある。これによりエントリーモデルと上級モデルとの差は少なくなったが、Tunderbolt 3ポートについては、従来と代わらずエントリーモデルは2ポート構成となる。
プロセッサもパワーアップされ、エントリーモデルの基本構成は2.3GHzデュアルコアIntel Core i5から、1.4GHzのクアッドコアIntel Core i5へと大幅にスペックアップしている。
価格は、1.4GHzクアッドコアプロセッサ（Turbo Boost使用時最大3.9GHz）、128GB SSDストレージ、Touch Bar搭載、Tunderbolt 3ポート×2の最小構成で、13万9800円（税抜）から。
約1万5000円の値下げで、さらに求めやすくなったMacBook Air
MacBook Air
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MacBook Airのアップデートで注目したいのは、True Toneテクノロジーを採用したRetinaディスプレイを新たに搭載したにもかかわらず、基本構成の価格（税抜）が13万4800円から11万9800円へと大幅に値下げされたこと（ちなみにPro13インチのエントリーモデルは14万2800円から13万9800円と約3000円の値下げ）。
薄型・軽量の美しいデザインと優れたセキュリティ機能などにより、これまでも学生やビジネスユーザーに人気の高かったMacBook Airだけに、今回の値下げによって市場における存在感はさらに増すことだろう。学生・教職員向け価格では、10万9800円（税抜）とさらに求めやすくなる。
基本構成の1.6GHzデュアルコアプロセッサ（Turbo Boost使用時最大3.6GHz）、128GB SSDストレージ、Touch ID、Tunderbolt 3ポート×2で、価格は11万9800円（税抜）から。
最後に、MacBookの2機種がアップデートされた影で、現行では最もコンパクトだった12インチの無印MacBookが、ひっそりとラインナップから消えてしまったこともお知らせしておこう。